慶應内格差 Vol.13

慶應内格差 最終回:「どこからですか?」が合言葉。慶應格差社会のサバイバル術。

慶應義塾大学内には、他大学からは決して窺い知れない“格差”がある。それは、大学入学に至るまで、どのような経路を辿ってきたかという格差だ。

比率的には、大学受験を経て入学した「外部生」が圧倒的に多いが、貴族的な小学校といわれる「幼稚舎」から、中学は男子校の「普通部」と共学の「中等部」、「SFC」がある。

高校は男子校である「慶應義塾高」、埼玉にある「志木高」、女子校である「慶應義塾女子」、共学である「SFC」、そして「NY高」と高校の内部生は5つに出自が分かれる。

女子高出身の仲良し三人組、沙羅、栞、早希子の通称「3S」。いよいよ最終話!1年を振り返り見えたものとは?


新定番!?港区女子のクリスマスの過ごし方


「クリスマス、仕事休みだから集まろうよ!」

栞の些細な一言から3Sはクリスマス会をすることになった。珍しく3人ともフリーだし、世間はクリスマス一色でおひとり様も寂しいので、ちょうど良い。

「ママが家で前日にホームパーティーするから、25日のごはんは用意してくれるって!」

そんなわけで3人は早希子の実家に集まり、プロ顔負けの早希子ママの手料理を堪能しながら、2016年を振り返った。

余談だが、母親が料理上手なのも幼稚舎生の共通点だ。母親たちの多くは聖心や白百合といったお嬢様校出身、学生時代に知り合った慶應内部生と卒業後3年以内に結婚し、専業主婦になる。

裕福な家で育ち普段から美味しいものを食べてきた彼女たちは、自分が作る料理の味にもうるさい。子供が生まれるまでは料理学校に通い、週末にはよく広い家に友人を招いて手料理を振る舞うのが理由だ。

「そういえばさ、Facebookに上がってたんだけど、加奈の結婚式すごかったね!」

加奈は幼稚舎出身の同級生だ。ホテルニューオータニで挙げた挙式は豪華絢爛そのもの、政治家である加奈の父の招待客はそうそうたる顔ぶれだった。

「相手、二個上かなんかの幼稚舎の先輩でしょ?似た者同士で結ばれましたって感じだね。幼稚舎と幼稚舎だったら、親御さんも文句ないしね。」

加奈の結婚相手は金融機関に勤めるサラリーマン。ただ、家業を継ぐための修行中であって、将来は実家の酒造を経営する社長になることが約束されている。

学生時代は派手なグループの中で色んな業種の人たちと遊んでいた加奈だったが、結局のところ、親同士も仲の良い幼馴染の彼と結婚することに決めたようだ。

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