結婚ゴールの真実 Vol.9

結婚ゴールの真実:年収1千万の夫から貰う生活費はたったの7万円...?専業主婦は遠い夢

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京婚活市場は、婚活に勤しむ女で溢れかえっているが、当然ながら、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

アンチ結婚主義者、吾郎、独身、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

滑稽な既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で、じっくりと観察していこう。


吾郎の所属する弁護士事務所には、「Year End Party」なる行事がある。

要はただの忘年会だが、事務所全体をあげての大きなイベントだ。都内の有名ホテルの大ホールを貸し切り、洒落たコース料理を食べ、ビンゴゲームなんかも開催される。(賞品も驚くほど豪華だ)

しかし吾郎が辟易するのは、そのパーティが「家族同伴可」となっていることだ。

何故に、会社のイベントに家族まで呼ぶ必要があるのか。偏屈な吾郎には、どうしても理解できない。

普段は優秀でキリっとした弁護士たちが、照れ笑いを浮かべながら、着飾った妻を侍らせている。酷い場合には、子供まで連れて来る。

もちろん独り身で参加する吾郎にとっては、鬱陶しいとしか思えなかった。上司や後輩の妻たちに挨拶して回り、それぞれに心にもない世辞を言わなければならないからだ。

やっと席について食事を始めると、隣に座る吾郎の秘書・亜美が、仏頂面でシャンパンを飲んでいた。

「吾郎先生、私、もう帰りたいです。松田先生の奥様がいらしてます。」

亜美の冷たい視線の先を追うと、去年社内婚で寿退社した春子(松田のポンコツ嫁)が、水商売の女のような派手なイブニングドレスを着て、愛想を振りまいていた。

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