慶應内格差 Vol.8

慶應内格差:幼稚舎男との結婚のために、外部女子は捨て身になれる。狙え、格差婚!

慶應義塾大学内には、他大学からは決して窺い知れない“格差”がある。それは、大学入学に至るまで、どのような経路を辿ってきたかという格差だ。

比率的には、大学受験を経て入学した「外部生」が圧倒的に多いが、貴族的な小学校といわれる「幼稚舎」から、中学は男子校の「普通部」と共学の「中等部」、「SFC」がある。

高校は男子校である「慶應義塾高」、埼玉にある「志木高」、女子校である「慶應義塾女子」、共学である「SFC」、そして「NY高」と高校の内部生は5つに出自が分かれる。

今回は、女子アナ栞の恋愛相手だった幼稚舎生圭一郎にまさかの展開。


女子アナ栞と結婚のはずが…。夢砕かれた幼稚舎生圭一郎の心の穴を埋めたのは外部女子だった。


「圭ちゃんとの将来が見えない。」

半年付き合った彼女・栞に、そう言われて、圭一郎は別れを切り出された。両親とも会わせ、結婚も時期を見てそろそろ、と思っていた矢先の出来事だった。

「このまま付き合ってても意味ないよ。圭ちゃんと夫婦になるのが想像出来ない。」

アナウンサーとして華やかな世界で活躍する彼女には自分はふさわしくなかった。プロポーズも彼女の職業を思い、言い出せなかった。

言い訳をあげれば、切りがない。突然のことにショックは大きく、辛い日々を送っていた。

立ち直るきっかけをくれたのは、今の彼女、由佳だ。会社の同期で、一般職。

同じ大学出身ということもあり、入社当初から飲みに行く仲ではあったがあくまでも友達。女としては見ていなかった。

しかし、栞にフラれた話や仕事の愚痴を話しているうちに、居心地が良くなっていった。

何でも笑顔で聞いてくれる由佳の前では、自分を大きく見せる必要がなかった。

デート場所もレストランも気張らなくていい。栞ならば不機嫌になりそうな家から近所の居酒屋でも楽しそうにしている。我がままも言わない。

自分の落ち着くところはここかもしれない。そう思って過ごしていたそんな時、インドネシア駐在が決まった。

由佳にはまだ伝えていない。由佳も自分も28になる。駐在が決まれば、結婚して一緒に赴任するのが商社の定説だ。両親にまず会わせないと。

周りの結婚した友達が口をそろえて言っていた「結婚はタイミングだ」というセリフ。今、やっと理解できた。

「圭ちゃん、今回の子は大丈夫なの?どこの子?もちろん慶應よね?」

母親に食事の日程を合わせる電話をしたら、矢継ぎ早に質問が飛んでくる。

「そうだよ。あ、でも大学からだから、外部生だけどね。」

「え?外部生なの?」

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