男なら誰にでも、忘れられない女がいる。
美しく、強く、狡猾な女、「エリカ」。
潤にとって忘れられない女は、彼女以外の誰でもない。
フリーライターとして地味な仕事をする潤と、その美貌ゆえに、煌びやかな生活を送るエリカ。彼女に強い想いを寄せる潤だが、当然ながら、まるで相手にされない。
彼女が狙うのは、自分の価値をさらに高められるような、ハイステータスの金持ちばかりだった。
にもかかわらず、潤は、どうして「高嶺の花」であるエリカを追い続けてしまうのか?
二人の出会いは学生時代。社会人になってもエリカを想い続ける潤は、「あんたなんて、5点の男」と傷つけられるが...?
年収600万円の自分を、過大評価していた
5点、5点、僕の男としての価値は、5点......。
エリカに「5点」という烙印を押されるまで、自分をもっとマシな男だと過大評価していた。
というのも、フリーランスでそれなりの定評を得るのはそれほど簡単な事でもなく、普通の一般企業に勤めるサラリーマンより価値は高いはずだと......
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