いろりで味わう小旅行気分!『うかい鳥山』の紅葉デートは今が見頃

秋も深まり、紅葉も見頃を迎えている今、たまには美しい風景の中でリラックスして大人デートを味わうのはいかがだろう?

奥高尾にある『うかい鳥山』なら、日帰りでも、数寄屋造りの個室の和室で、しっぽりといろり料理を楽しめる。

都心から1時間ほどで行けるのに、飛騨の合掌造りの村のような店構え。その敷地へ一歩入れば、澄み切った空気と、豊かな自然が出迎え、一瞬にして日頃のストレスが吹き飛ぶだろう。

「牛鶏いろり炭火焼コース」(1人前8,860円)※税込み・サービス料は別途10%

日本建築の美しい佇まいと紅葉の心和む競演。

日本庭園を眺めつつ向かうは、二人だけの特別空間

『うかい鳥山』に一歩足を踏み入れると、まず出迎えるのは、紅葉に色づいた美しい日本庭園である。

約6000坪という広大な敷地に、越中五箇山から移築した合掌造りの建物や、数寄屋作りの座敷など39棟が配されており、まるで山里の集落に迷い込んだよう……。

奥飛騨まで旅に出なくても、高尾でも十分に小旅行気分が楽しめてしまうのだ。

全522席。個室は38室。※個室の指定予約は不可

ライトアップされた幻想的な庭園を眺めつつ案内されるのは、個室のお座敷。個室というよりも、茶室のような一棟を独り占めした数寄屋造りの部屋といったほうがいいかもしれない。

ちょっとした旅館よりも、おこもり感がたっぷり。二人きりの部屋で、贅沢な大人のひとときが幕を開ける。

「海老芋」はゆずの香りもいいアクセントに。※提供は11~12月

素朴でありながらも「究極」の料理がならぶ

『うかい鳥山』では、5種のコースが用意されているが、この日は「牛鶏いろり炭火焼コース」をセレクト。

まず登場するのは「海老芋」だ。人の拳ほどの大きさの海老芋の見た目にも驚くが、ひと口食べると、その美味しさに驚愕する。味付けは日本酒、塩、砂糖のみだが、驚くほどの旨みが芋に凝縮されている。

前日から仕込み、半日かけて丁寧に仕上げることで、「里芋の最高級品」と評される海老芋のきめ細やかなねっとりとした食感と、旨みがひきだされているのだ。

(左)「むき茸と水菜のみぞれ和え」(右)「焼胡桃豆腐」。

続いては、くずと胡桃をペースト状にしたものに、昆布出汁を加え練り上げた「焼胡桃豆腐」と「むき茸と水菜のみぞれ和え」。こちらも素朴でほっとする味わいながら上品な手仕事が感じられる逸品。

続いて「きのこ汁」、「川魚の塩焼き」が運ばれてくる。こぶし大の「海老芋」を見てもわかる通り、『うかい鳥山』の料理は、食べごたえがすごい。田舎に訪れたように、リラックスして楽しんでほしいという店の想いが感じられる。

ヒラダケ、ムキタケ、ナラタケ、ナメコの4種が入る「きのこ汁」は、油通しされたナスも絶品。

コースを食べ尽くす頃には、料理ひとつひとつに思い出ができ、また食べたいと思わずには居られない。

そんな絶品料理を手がけるのは、佐藤辰美料理長。見た目の派手さにはこだわらず、地味深い味わいそのものが印象に残るような料理を心がけているという。

「川魚の塩焼き」は九州玄界灘の塩で味付け。

熟練の職人が炭火で香ばしくふっくらと焼き上げていく。

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