代々木上原の女 Vol.10

代々木上原の女:結婚式準備で「何でもいいよ」を連発する男。そこに愛はあるのか?

埼玉県出身のユリ。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。

聡と親友・玲子の浮気が発覚し落ち込んでいたユリだったが、30歳の誕生日に同期の太一からプロポーズを受け、代々木上原から引っ越す時が近づいていた。ちょうどそのとき、かつて想いを寄せいていた二階堂と偶然出くわし…?


昔好きだった男との再会。その想いは懐かしい思い出に昇華されていって…?


30歳の誕生日、ユリは会社の同期・太一からプロポーズを受けていた。

新宿の高層ビルでのプロポーズ、4℃のエンゲージリング。

数々の違和感を覚えながらも、ユリはそれを受け入れようとしていた。

―この地にいられるのも、もしかしたらあと少しかもしれない…。

そんな思いで大好きな古本屋『ロスパペロテス』に寄ったら、昔好きだったが想いを伝えられなかった二階堂に出くわした。

「ユリちゃん、久しぶり!元気?」

バツイチで未だ傷の癒えぬ二階堂の心に踏み込めなくて告白せずに終わった過去は、もはや懐かしい思い出に変わっていた。

「ちょっとお茶して行く?」

大好きな男の顔が、そこにはあった。

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