秘書の秘め事 Vol.6

秘書の秘め事:高飛車なくらいが調度いい?エグゼクティブ秘書の心得とは

人は、「秘書」という仕事に、どんなイメージを持つだろうか。

社内を彩る女性らしい花形の職業、腰掛OLのような楽な仕事?もしくは単なる雑用係?それとも......?

女としての細やかな気遣いやホスピタリティが試される、秘書という仕事。そして、秘書たちの視点から見る、表舞台で活躍する男たちの裏側とは...?

丸の内OL「秘書」というオシャレな肩書きに多大な期待を抱き、転職を決意したミドリ。イケメンパラダイスなコンサル会社に入社し浮足立つが、先輩秘書の泰子から怒鳴られ、慣れない秘書生活に戸惑う。そんな中、上司の村上が、やっとミドリに心を開き始めたが...?


仕事後の疲れた身体に心地よい、丸の内という空間と仲間の存在


丸の内では、学生時代からの友人も多く働いている。最近では、「丸の内会」という、丸の内勤務メンバーのグループラインまで出来た。

18時を過ぎると、グループラインは賑わい始める。毎晩誰かしらが丸の内で食事をしたり、残業後に軽く飲んだりしているのだ。ミドリは仕事後に「丸の内会」に合流するのが、日課のようになっていた。

丸の内の夜は、仕事に疲れたOLにとって、オアシスのようなものだ。いつも誰かがいて、深夜でも気軽に立ち寄れる店が連なっている。

そこには不思議な安心感があり、心地良さがあった。ミドリの丸の内への愛着は、日々高まっていった。



「ペイン&カンパニー」は、秘書や人事などのバックオフィスは、残業はほとんどない会社だと聞いていた。

しかし、ミドリはここ連日、2~3時間の残業は当たり前になっている。丸の内仲間が多いこともあり、ついつい油断しがちなのだが、ふと時計を見ると23時を過ぎており、慌てて帰宅した日もあるくらいだ。

残業は、強制されているわけではない。

だた、コンサルタントたちは、会社に残っているミドリを目にすると、「これだけ、ちょっとお願いしてもいいですか?」と、雑務を頼んだり、息抜きとしてミドリに世間話や愚痴をこぼしにやって来る。

一日中そんな彼らの相手をしていると、大きな仕事をしているわけでもないのに、あっという間に時間は過ぎる。小さな仕事は塵が積もって山となり、気づくと膨大な仕事量になっていた。

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