雑食系男子・植木くん Vol.6

雑食系男子・植木くん:六本木のど真ん中の露天風呂でしっぽりと❤︎ 知る人ぞ知る”勝負店”で落とす!?

青山ヒロム。青山ヒロム。青山ヒロム。

3回唱えたところで、僕は彼にはなれないし、絶望的な気分はアッパーな気分に変わってはくれないし、僕が直面する平凡な現実は、怠惰なオバハンのようにゴロンと目の前で横たわっています。

だったら、恋の戦士として、神からも愛されたヒロム氏とタックを組んでこの東京恋愛ジャングルに進んで行く方が得策というもんでしょう?

なぜよりによって、ヒロム氏に気がある菜々緒さんのことなど、好きになってしまったのでしょう。すっかり弱ってしまった僕は、菜々緒の女友達と飲んでいる最中に、その友達経由で菜々緒を呼び出してしまいました。

自分で夏は終わりだと思ったら、その時が終わりなんだよ。


「自分で夏は終わりだと思ったら、その時が終わりなんだよ。」とは、1990年代のトレンディドラマ「ビーチボーイズ」で、反町隆史演じる広海の言葉。暦の上ではもう9月だけど、僕の中ではまだ夏は終わっていません。むしろ僕の野蛮な太陽は、いつでもギラつく準備はできています。

「ヒロムさんのお友達とごはん食べてるけど、よかったら菜々緒もこない?」

菜々緒は仕事中だったようですが、切り上げて行くと答えました。その言葉に、若干心の中で柄にもなくはしゃいでる僕がいましたが、それは、ただ「ヒロムさんのお友達」に反応しているまで。早まるな、と自分にいい聞かせ、僕はコリドー街から場所の移動を提案しました。

どんないい女であっても、自分のスタンスは変えずにいけば勝機は見えるはずです。

そうして僕は、あの場所に持ち込むことを思いつきました。


「六本木『つるとんたん』』に23時に。」

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