生牡蠣×生ハムを味わえる新店が神楽坂にオープン!このマリアージュに思わず感動!!

神楽坂の途中にある毘沙門天、ここのすぐ近くにあるのが今年6月にオープンした『SAKE BAR オトナリ』。

地下を降りていくと7坪の12席だけのカウンターが用意され、店内には気さくな女将の鶴田さんと生ハム職人であるパルマさんが出迎えてくれる。落ち着いた照明の中、女性スタッフ二人だけで営業しているので、おひとりさま客も多い。

コンセプトは日本酒を難しく考えず、広くラフに愉しんでもらうこと。日本酒には生ハムを勧めており、これまであまりなかった組み合わせに興味が湧く。さらにここの人気メニューは「生牡蠣」×「生ハム」のマリアージュだという!

思わず口の中が緩みそうだが、まずは生牡蠣と生ハムのメニューを紹介していく。

「生牡蠣」750円。この日は宮崎県島野浦産のものを使用

見よ!このプリプリの生牡蠣を……!

お皿からはみ出るほどの大ぶりな「生牡蠣」(750円)は宮城県島野浦産ものを使用。

こちらは『塚田農場』や『四十八漁場』で知られる株式会社エー・ピー・カンパニーが運営しているため、「生販直結」によって全国の美味しい食材が産地よりお店に直送される。新鮮な素材を高品質低価格で提供することをモットーにしているため、通常ならばもっと値段が張りそうなこの牡蠣もお手頃に食べられるのだ。

さっそく生牡蠣を口に運ぶと、身がとろんとしておりスッと入ってしまう。大ぶりなためしっかりとした旨味と微かな磯の香りが漂い、もう1個!とさらにかきこみたくなるのだ。

上から時計回りに「ミラノサラミ」800円、「グアンチャーレ(ほほ肉)」800円、「24ヶ月パルマ産 プロシュート」1,000円。写真は「3種盛り合わせ」1,000円

薄くスライスされているのに、生ハムの旨味はしっかり

続いてはこちらの生ハム。なぜ日本酒に生ハムを合わせることにしたのかと聞けば、それは“神楽坂”という立地にあった。外国人観光客が多いこのエリアで日本酒を飲んでもらうなら、本国に帰ったときもそこにある食材で日本酒を愉しんでもらえるようにという思いが込められている。

毎日ものすごい量の日本酒と生ハムを試食し、たどり着いたのがこの薄さ。厚すぎる生ハムではせっかくの日本酒の味を消してしまうことから、「HOBERT」と特別仕様に加工し、日本一極薄に切れるスライサーを仕入れ、名前の通りである生ハム職人のパルマさんが口の中でほどよく解ける薄さに完成させた。

生ハムのとろけゆく甘味は、日本酒の旨味にふわっと合わさる。計算つくされたこのマリアージュは、妥協をしないこだわりから生まれたものだと実感させられるのだ。

左からミラノサラミ、グアンチャーレ、プロシュート。専用機の「HOBERT」によって薄くスライスされる

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