吉田類の酔いどれ時事放談 Vol.10

『酒場放浪記』吉田類がEU離脱の未来を予想!「いずれまたEUに戻ると睨んでいるよ」

一緒に飲んだ人、そしてテレビを観る人皆を、なんだか幸せな気分にしてくれる〝偉大なる酔っ払い〞吉田類。酒場を愛する粋な詩人の目線で、基本はおおらかに、時に厳しく、混迷する日本や世界情勢について語ります!(やはり酒を片手に)


Q.イギリスのEU離脱問題、これからどうなる!?
「痛みを乗り越えて復活することに期待!」


――6月24日、イギリスで「EU(欧州連合)離脱」に関する国民投票が行われ、離脱派勝利という結果が出ました。

類「ヨーロッパは第一次大戦の頃から、侵略、支配といった紛争の歴史が続いていて、それを防ぐための理想形、〝ヨーロッパ統一思想〞の具現化としてEUが誕生したわけだけれども、こういう展開になってしまったね」

――1973年に参加して以来、43年目でこれまでの歴史にピリオドを打って、次の展開に進むわけですね。

類「今回は、主に保守派の人によってEUに加盟している意義が否定されたわけだけれども、僕の見方としては、これは理想と現実の乖離で、脱によって時代が逆戻りしてしまうのではと感じるよ」

――というと?

類「世界の長い歴史を見ていると、途中に困難があったとしても〝理想に向かって進んでこそ新しい未来がある〞と思うんですよ。けれど、EUを離脱するということは、その理想を実現させようという動きとは逆だから」

――なるほど……。投票の結果が出た直後に、イギリスのGoogle検索キーワードのランキング上位に「EU離脱とは?」「EUとは何か?」という言葉が入っていたそうで、どうなるのかわからないままなんとなくノリで「離脱」に票を投じて、いざ決まってみると慌てたり悔やんだ人も、かなりいるようですね。

類「〝後悔する〞と〝退出する〞を掛け合わせた〝Regrexit〞なんて造語が生まれたというニュースもあったしね」

――再投票を求める署名運動も起こって、しかも、かなりの数が集まったとか。

類「うーん、しかしやり直しっていうのはどうなのかなあ。長いスパンで見ると、いずれまたEUに戻ると僕は睨んでいるけれども、一旦離脱は避けられない事実だろうね。紆余曲折はあるだろうけれど、そういう失敗も乗り越えてこそ、洗練されていくと思う」

――人のふり見て我がふり、ではないですが、理解した上で投票しないとですね……。

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