マンションサプリ Vol.6

最近は20代の女性もガンガン購入!女性のマンション購入事情が変化してきた

マンション購入に関する女性向けサービスが増えてきている


どのような事情であれ、独身女性のマンション購入に注目が集まっているのは事実。そのため、各社が様々なサービスを打ち出し始めている。

例えば、独身女性に特化したマンション検索や相談を行うインターネットサイトはすでにいくつも立ち上がっており、女性向け不動産関係メディアも存在している。マンション販売業者にも女性向けサービスとして、女性のためのセミナーや相談イベントを行う会社が存在。

また不動産というのは金融・投資などお金に大きくかかわる事例ということで、ファイナンシャルプランナーといった、お金に関するプロが賛否両論ながら各メディアで独身女性のマンション購入についての記事を書き、関連書籍も増えてきた。

マンション購入を考える際に重要な住宅ローンの分野でも、女性向けサービスが増えてきている。

“女性向け”住宅ローン・借りかえローン


りそな銀行では女性向け住宅ローン・借りかえローンとして「凛next」という商品を提供している。同様にスルガ銀行も女性向けローンのサービスを展開しているという。

その中でも特に力を入れているのがみずほ銀行の「みずほMyWing」。住宅ローンの他にキャッシングなども提供しているが、独自のセミナーや半年ごとのプレゼントキャンペーン、雑誌の無料購読や専門家による金融相談など他社にはない幅広いサービスを展開しており、力を入れていることがわかる。

「シングル」ならではの苦労


マンションは新築であろうが、中古であろうがそれ相応の値段がするため、慎重に選ばなければならず、それに伴う苦労は男女ともに同じ。しかし大きな注意点として「住宅ローン控除」と「シングル向けマンション」という問題があり、独身の人はこの点について購入前から考えないといけない。

住宅ローン控除とは、簡単言えば「住居の購入・増改築などで金融機関から融資を受けた場合、税金から控除を受ける事が可能」ということ。控除はローン返済の際に重要な要素のひとつになるが、受けるためには諸々の条件があり、その中で「本人が住んでいる住居である事」という条件がある。

基本的に自宅のために使う住宅ローンが対象となるということだが、シングル女性やシングル男性の場合、将来結婚して相手の住居に住むという可能性がでてくる。そうなるとこの控除を受けることが出来なくなってしまい、将来的な人生設計に制限が出てきてしまう。

もうひとつの「シングル向けマンション」も将来的に家を出るとなったときに問題がでてくる。独身の人がマンションを購入する理由として多いのが「仕事場に近い・近所の生活の為の施設が多い」ということ。

そう言った需要にこたえて、シングル向けマンションというのは駅や繁華街の近くであったり、オフィス街の近くなどに作られることが多い。しかしこういった繁華街やオフィス街の近くというのは、夫婦向けマンションとしての需要が少なく、将来的に賃貸マンションや売却を考えるという際に足かせになる可能性がある。

対策として「シングル向け」という縛りではなく、将来的な資産価値も見据えた選択をするという方法もあるが、そうすると逆に独身の人にとっては住みにくくなってしまう可能性が出てくるのだ。マンション購入を考えた際に「女性ならでは」という苦労は少ないが、「独身」としてはこのような苦労や悩みが出てくるのだ。

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