表紙カレンダー Vol.13

沢尻エリカが虜!?広尾で出会った珠玉の麺とは?

数年前には“エリカ様”と呼ばれ、近寄りがたいオーラを放っていた彼女も30歳の節目を迎えた。

そんな沢尻エリカが自らの過去、現在、未来、そして麺類の話を語ってくれた。

「若かった」20代を終えて沢尻エリカが進む先は?

今を遡ること11年前、女優・沢尻エリカは映画『パッチギ!』で多くの観客に鮮烈な印象を残した。スクリーンに映し出された白いチマチョゴリ姿はハッとするほど眩しくて、まさに純情可憐だった。

それとのギャップも影響しているのかもしれない、数年後からの彼女の一連の言動はメディアで大きく取り沙汰され、以降、世間からの注目を集めることになった。「エリカ様」という呼び名も浸透した。それはあまりにインパクトが強く、そのままそっくり彼女のキャラクターとして認知されてしまった気がする。

だが、今回、取材場所に現れた生身の「沢尻エリカ」と、いわゆるパブリックイメージの彼女との間には少し開きがあるように感じられた。例えば撮影前の支度は我々スタッフが待機しているのと同じ空間で平然とやってのけるし、しかも自ら積極的に手を動かす。衣装を選ぶ際は、スタイリストの意見に耳を傾けつつ、自分の感想を伝えることを忘れない。

そして、真剣な面持ちで鏡の中の自分と対峙する。それについて軽く突っ込みを入れると、彼女は媚びるわけでもなく、淡々とした口調でこう語った。

「現場で優先すべきはディレクション。私はそれを踏まえて、仕上がりが最高のものになるようにベストを尽くさなければいけないと思っています」

プロとして自らの役割を全うする。その思いが透けているようで、何とはなしに清々しい気持ちにさせられたが、ふとこんなことを想った。今年4月で沢尻さんは30歳になった。節目というものはとかく人に自らを見つめ直す機会を与える。彼女の場合はどうだったのだろうか、と。

そこでそのものずばりをストレートに尋ねてみた。すると今度は照れ笑いを浮かべながら「30代は20代のようにはいかなさそうですね」と意味深な答えを返してきた。

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