都内最強餃子はこの5軒!老舗で味わう王道餃子の実力

中皿定食(1人前12個)¥1,070。小皿は8個、大皿で16個。ご飯に味噌汁付きが定食でキャベツの漬物も付く。「餡にニンニクは使っていませんから漬物にニンニクの風味を付けている」と3代目

皮を美味しく食べる!『スヰートポーヅ』

神保町

端の開いた餃子で知られる名店だ。包まれていないから焼く過程で粗挽き豚の旨みが皮にも浸透。底面はパリッと香ばしいが、皮自体がしっかり美味しく、餡で肉の存在感も十分という、この店の餃子は仕上がるのだ。変種と思われがちだが、昭和7年の中国・大連で始まり、神保町での開店も昭和11年の出自を聞けば、これこそが、巷に溢れる焼餃子のオリジンでは?

単品をビールで攻めるもよし、ご飯と一緒に喰らいつくもよし。この国に餃子がある幸せを噛み締める。

左右がぱっくり空いた餃子の底面に白絞油をちょんとつけて鉄板に並べていく。餡は豚の粗挽きにキャベツ、玉ねぎ、生姜という構成。定食のほか、単品やご飯付き餃子ライスもあり、焼餃子以外では水餃子(8個)¥700、椎茸や筍が餡に入る天津包子(5個)¥810もあって旨い。

神保町・すずらん通りでずっと変わらない佇まい。

水餃子(6個)。皮に白玉粉を入れることで、もちもちの歯応えの中にも、ツルンとした滑らかさが生まれた水餃子は、溢れる肉汁も美味の秘訣

もちプリッな食感に酔いしれる『広東料理 龍天門』

恵比寿

“無添加、手作り、作りたて”のポリシーのもと日々作られる飲茶餃子は、いずれも熟練の技を感じさせる端正な出来栄え。中でも蝦餃子の透けるような皮の薄さ、プリプリとした具の食感はさすが。蝦餃子を食べればその店のレベルがわかると言われるのも納得の旨さだ。それも、この道10数年のベテラン点心師ならではだろう。

また、陳啓明総料理長肝入りの水餃子も隠れたベストセラーメニュー。「水餃子は皮が命。この食感にするため、試行錯誤を重ねた」というそれは、つるんと滑らかな舌触りともっちりした歯応えも絶妙。小籠包の如く飛び出す肉汁が後を引く逸品だ。

アツアツのうちに素早く、かつよく練ることで透明感のある薄さに仕上がるのだ。

恵比寿のウェスティンホテルの中にある龍天門。内装は黒とゴールドのエキゾチックな雰囲気。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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