男の到達点『メガヨット』 Vol.8

海風と太陽が降り注ぐこんなデッキで恋人と乾杯したい、男の到達点『メガヨット』

curated by
ナイジェル・ビーティー

下部デッキには広大なビーチエリアにバーがある。このビーチエリアは、テンダーやジェットスキーなどを上げ下ろしするガレージから離れている。ゲストがダイビングを楽しめるよう、ウエットスーツやダイビングギアを収納するスペースがある。

メガヨットの建造は、プロダクションデザインのクルーザー建造とは違う。オーナーは自身のチームを組み、造船所、インテリア/エクステリア・デザイナー、メカニカルエンジニアリング会社、エンジンメーカーなどが密になって、オーナーが思い描く最高のヨットを作り上げていく。この「イリュージョンV」でも、オーナーのチームとベネッティ、そして外部のデザインチームが一丸となって、最高のメガヨットを作り上げたのだ。

アッパーデッキ外には美しいディナーテーブルにバー、ソファ付きのこじんまりとしたサロンに、エンターテイメントエリア、コーナーバーもある。このアッパーデッキのレイアウトを決めるテーマは、「楽しみ」&「リラクゼーション」。追加のキャビンに変換させることも可能な小型ムービーシアター、ワインセラーに葉巻貯蔵室まである。

船首のサンデッキには、モザイクが美しいジャクジーが、リクライナーやバー、バーベキューグリル、ダイネットに囲まれて鎮座している。ダブルスライディングドアが悪天候から守ってくれるベランダは、6つの窓から満点の星空を眺めることもできる。

ショーのあと、このメガヨットに乗ってモナコからアンティーブまで、2時間のクルーズに参加させてもらった。この日はあいにく風が強く、海面も結構荒かった。だが、心配はご無用。16ノットで静かに波を切りながら、このヨットは進んでいった。12ノットのクルージングスピードで、航続距離は5,000マイル。エンジンは2基のCAT 3512C、それぞれ1,380 kwだ。

ベネッティ・リヴォルノ社は、メガヨットの建造において経験豊富な造船所だ。そして、「イリュージョンV」も裏切らない仕上がりである。スタイル、伝統的な血筋に、華々しさを持ち合わせたこのメガヨットは、世界中のどの高級マリーナでも、一番の美しさで人々の目を奪うことは間違いないだろう。

スペック

全長 58 m
全幅 10.8 m
喫水 2.91 m
重量 880 ton
構造 Steel hull / Aluminum superstructure
エンジン 2 × CATERPILLAR 3512C
出力 2 × 1,380 kW
スピード Max 15.5 kt
レンジ 5,000 NM at 12 kt
オーナー&ゲスト 6 cabins for 12
クルー 12
テンダー 9.5m Novurania Tender, 7.5m Dariel Jet tender
エクステリア Green & Mingarelli Design
インテリア Green & Mingarelli Design

■プロフィール
ナイジェル・ビーティー:1969年、英国ベッドフォード生まれ。これまでにメガヨットのキャプテンとして、米国東海岸、バハマ、タークス・アンド・ケイコス、カリブ海、日本、中南米、地中海、インド洋、ペルシャ湾を航海し、航海経歴は30万海里以上におよぶ。現在、ヨットセールス、チャーター、コンサルティング、マリンパーツ販売を手がけるスーパーヨット・ロジスティックス(SYL)を日本人妻と運営。

今回ご紹介したメガヨットは、「Perfect BOAT」2015年11月号に掲載されています。



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