港区仮氏事情 Vol.5

港区仮氏事情:まさか夫婦円満の秘訣が、「仮氏」という存在だったなんて。

「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。

海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。

そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない。彼氏がいる訳ではないので、複数同時進行でも構わない。

最近日本、特に港区でも受け入れられつつあるこの文化。デーティング期間中の男性を「仮氏(仮の彼氏の略)」と呼び、複数の「仮氏」を天秤に掛け、比較検討している港区女子もいるとか。そんな港区女子達の仮氏に対する現状と考え方を、この連載で明らかにしていく。

今まで3人の男性を同時進行することにより心の安定を図っている33歳の百合や、保険として仮氏をキープしている29歳の有香、仮氏のお陰で結婚できた麻理恵、そして恋愛に臆病になっている七海を紹介してきた。

最終回となる今週は……?


<今週の港区女子>

名前:夏美
年齢:29歳
職業:ポーセラーツ講師
出身校:上智大学
住まい:芝浦アイランド
家賃:22万円 (旦那持ち)
趣味:海外ドラマ鑑賞
好きな言葉:事実は小説より奇なり

結婚していても仮氏は必要


「旦那と結婚して3年目。優しいし、生活も不自由なくさせてくれてますので文句は何もありません。」

目の前で微笑む美しい顔立ちと清楚な雰囲気を携える夏美。26歳の時に総合商社に勤める10歳年上の大輔と結婚した。


総合商社らしく、男気溢れる爽やかな大輔とは交際2年半を経てゴールイン。昔は典型的な港区女子だった、と言う夏美は連日のようにお食事会に顔を出していだが、大輔との交際以来、派手に遊ぶのはすっかり卒業したらしい。

現在は芝浦アイランドのタワーマンションに暮らし。自宅でポーセラーツのレッスンを月に二回ほど開催し、週末は夫婦で共通の趣味であるゴルフへ一緒に出かける。未だ子供のいない夏美は、現在優雅に主婦生活を楽しんでいるのが伝わって来る。

話を聞いている限り、幸せな夫婦の理想像のようだ。
そんな夏美に夫婦円満の秘訣を聞いたところ、即座に答えが返ってきた。

「そんなの簡単。仮氏を作ることですよ。」

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