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2016.05.17
⑦クリームを塗り終わったら豚毛ブラシで余分なクリームを取り去るプロセスも男性靴と同じ。革の重なっている部分はエッジにもきれいにブラシをかける。革がしっとりし、ツヤが出てくる。
⑧次に靴クリームで色を入れる。色選びは靴の色よりワントーン明るめを。ツヤ感がより増幅する。またパンプスはかかとなどに細かい傷がつきやすいが、明るめにすると傷を目立たなくする効果もある。
⑨ペネトレィトブラシにちょっとクリームをつけて、数カ所に分配してから塗り始める。クリームを塗る量を均等分して、色ムラを防ぐためだ。特に色の薄い靴は注意すること。そして素早く塗っていく。
⑩女性靴は底が薄いので、アッパーも底近くは傷みやすい。色が薄くなっていたりすることもあるので特に気をつける。ヒールの傷などにもよく色を塗り込むこと。これで靴自体が随分と若返る。
⑪クリームの後はブラシ。女性靴でも茶系、黒系と豚毛ブラシが2本あるのが理想。女性靴は流行に左右されやすいが、長く履けるスタイルのものもある。このパンプスは田村さんが4年間履いている。
⑫最後にポリッシュ。手袋スタイルだと手が汚れないので手軽。『休日に音楽を聴きながら』『ベランダで夫婦で会話しながら』などライフスタイルに積極的に靴のケアを加えてほしい、と田村さん。
まだまだ続く、必殺の復活術。コロコロ買い替える必要なんて、無いんです!
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