元カノを引きずる男の遊び方とは?
出会いはお食事会が一番多いという修一。お食事会好きな先輩がいるため、幹事にさせられることも多いようだ。しっかりした性格のため先輩たちを立ててしまう気持ちが強く、いい子がいてもそこまで喰いつけないところもある。
「彼女は一年くらいいません。ぶっちゃけ元カノを引きずっていますね」
元カノは新山千春似の美女で、修一の3個上。お食事会で知り合った彼女には自分から猛アピールをし、付き合いだしたという。すべてにおいて相性がよく、結婚も視野にいれるほど夢中になっていたそうだ。付き合っていた当時の彼女(以下千春と表記)は29歳。女性の結婚適齢期にさしかかっている。千春のことを考えると結婚するべきだと腹をくくっていたが、それは相思相愛ではなかった。
システムエンジニアという激務をこなす千春は、結婚をまったく視野に入れていなかった。修一の思いが強すぎたため、その後すれ違ってしまい別れることになった二人。嫌いで別れたわけではない分、望みも簡単に捨てられないでいる。
「なのでこの一年は彼女を作る気が全くありません。30歳くらいまでは自由に楽しめればいいかなと思っています」
失恋の痛手を引きずる修一は”一回きりの恋愛”を楽しむようになっている。女性とそういう関係になるときは、元カノを引きずっていることを必ず話すという。それは素直と受け取ればいいのか、計算なのかわからないが女性の闘争心を煽っていることは確か。やはり今時な男の子のようで、さきほどまでの爽やかさとは違うダークな部分がそこに見えてきた。
今も付きまとわれている子を上手にかわせず、どうせならといいように扱ってしまっているという。周りからその子が自分と付き合いたがっていると聞いても、恋愛感情はないときっぱり話す。本人にも「付き合う気はない」と言っているが、それでもいいと関係がズルズル続いておりどのタイミングで終わらせようか図っているそうだ。実はこういう子は一人ではないらしく、彼の常連客が数人いるらしい。
ここまで聞くといささかモテているように感じるが本人はそれを否定。自分から声をかけて相手にされたことがあまりないし、基本勝ち戦にしか挑んでいないので違うそうだ。どうやら元カノを引きずる修一にとって、足軽レベルの女子では数にいれないのだろう。
土日は自分の時間を大切にしたいため、デートは基本平日。表参道の『CICADA』をよく利用している。しっかりとした食事にも、サク飲みにも使える店を選ぶあたりは誰に教わったの? と勘ぐりそうだが、女心はしっかりと理解しているようだ。
遊び盛りなところは20代の男性と変わらないが、女性を上手に扱えるところは元カノからの教えを感じる。できた彼女と交際していた修一のナンバーワンになるには、メリットがあると思わせないと厳しいだろう。しかし爽やかさの裏にあるこの顔を憎たらしいとは思わず、セクシーだと感じる女性も多いはず。何年後かの修一は今よりもいい男に成長していると思わされた。
”モテる”というのは自分と他人では見解が違うが、あなたは修一をどう捉えるだろうか?
関西学院大学のモテる噂を追求すべく、次回は商社マンの蒼汰に話を聞こうと思う。
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