金曜美女劇場 Vol.29

3年前まで徳島の教師だった彼女が、ミスコンで日本2位に輝くまでの軌跡が奇跡すぎる

中野駅から徒歩15分。埃まみれ、水漏れ上等のおんぼろ物件。ホッとしたのも束の間、「住むには一週間はかかります」と。ふたたびリアル家なき子になった仁美さん。ここで、はじめて上京していた友達に連絡をつけ、泊まらせてもらうことになった。

一週間後、ようやく自分の城にありついた仁美さん。しかし、モデルをやろうにもやり方もわからないし、そもそもアテもない。まずは生活の基盤をと、アルバイトを探し、0からモデルへの道を模索した。

「とりあえず、スカウトされなきゃ!と思って、毎日渋谷と原宿をウロウロしていました。しかも、それぞれの街にあう服装に着替えて(笑)」

無謀な作戦に思えるが、類い稀なるプロポーションゆえスカウトの名刺はどんどん集まっていった。しかし、面接までは行くものの、なかなか事務所が決まらない。

「まず、ブック(作品集のようなもの)が必要だと言われ、とある事務所では特技を聞かれ、『フルートです』と言ったら、『普通だ!』と言われ、『逆立ちでフルート吹けるとか、吹くのがスゴい早い!とかがないと!』とか言われて、自分のアイデンティティを見直す時期でしたね」

自力でブックや名刺を作り、知り合いや撮影現場で出会う関係者に営業をしまくった。結果、ヘアカットモデルや撮影モデルなど、少しずつ仕事をもらえるようになる。そして、ある日、またもや運命を変えるお誘いが。

ミス・ユニバースやミス・インターナショナルと並ぶ世界3大ミスコンテストの「ミス・ワールド」出場への誘いだった。

「やっぱり実績がないと相手にされない!と思って思い切って応募してみたんです」

書類を突破し、一次面接、二次面接を突破。英語の面接も暗記で乗り切った。そして、あれよあれよとファイナリストにまで残る。
そして……まさかの結果が! なんと、6000名を超える応募者の中で準ミスに輝いたのだ。

「準ミス・ワールド2015日本代表 吉岡仁美」の誕生だ。

「最初は実感がなかったんですが、準ミスとして活動していくうちにどんどん自覚が湧いてきて……。日本代表としてインドに行ったり、私の特技であるフルートを披露できるオーケストラを作ってくれたり、ランウェイを歩かせてもらったり、ここ最近は夢かと思うような経験をあっせていただいています」

現在は事務所にも所属し、モデルをはじめ、女優業やMCなど、活動の幅を広げている。もちろん、大好きなフルート演奏も定期的に行っているという。

徳島の教師時代からは想像もつかない活躍ぶりに、絶縁状態にあった両親も認めてくれた。歴史的和解だ。

3年前、壇上から生徒に語ったあの言葉——。仁美さんは人生を通じて、夢を叶えることの大切さを体現している。きっと、その時の生徒たちにとって、吉岡先生が夢を叶えていく姿こそが、希望になるに違いない。

“夢を追い、無心で上京。夢の途中。事実は小説よりも奇なり”。ここに格言生まれたり。

※身の上話が面白すぎて、いつもの質問が入らなかったので簡潔に※

——好きなお酒は?
——お酒は大好きです!特にビールか芋焼酎ですね。結構強いと思いますよ!

——男性関係は?
——ちょこちょこ彼氏いましたけど、いまはいないですね! 好みのタイプは同じ波長の合う人!分かり辛くてすいません!

取材協力
ミュージックスタジオ・フォルテ池袋店
豊島区南池袋1-26-9第2MYTビル9階
03-5956-5641

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