上京女子ストーリー Vol.1

東京には、煌めくほどのチャンスがある。自分さえ、オープンでいれば。


東京には、地方から上京して、パワフルに活躍する女性が数多くいる。東カレWEBの作品には、上京女子を題材とした連載がいくつかあったが、実在する女性の生々しい上京物語を聞いてみたくはないだろうか?

彼女たちは、何を考えて上京したのか。
どのようにして東京に馴染んでいったのか。
思い出が溢れる、愛着ある街やレストラン。
そして今、東京で何を思う?

初回は北海道出身で株式会社プリンシパルCEOを務める七尾エレナさんに登場いただいた。


昔から、東京に強い憧れがありました


昔からドラマや雑誌の舞台はほとんどが東京ですよね。北海道にいた私にとって東京はとても輝いて見えて、自分もそのキラキラした都会の一部になりたい、そして、東京で何かで成功したいという強い野心をずっと持っていました。

私、実は生まれはフランスです。5歳で札幌に移り住んだので、フランスの思い出も薄いし、フランス語も話せないのであまり強調したくないのですが…。5歳から大学卒業まで札幌で過ごしました。本当は大学から東京に出たかったのですが、両親が厳しく北海道の大学に進学しました。

大学卒業後はやはり東京で仕事がしたいいう強い希望がありました。両親がそれぞれ自営業をしている影響か、幼い頃から漠然といつか自分も事業をしたいという思いもあったので、選んだのはマーケティングを学べる会社です。そしてマクロミルに入社しました。

上京当初は、都会の人たちが、とてもレベルの高い人種に見えた


上京当初、東京の人たちは誰もがみんな洗練されていて、田舎者の自分が馬鹿にされているんじゃないかという気持ちを持っていました。みんな自分よりもずっとレベルの高い人種に見えたんです。東京への憧れが強すぎたのかもしれません。

それに北海道に比べると、東京の人はみんなクール。道産子は、基本的に優しくやんわりとした人種です。話し方も、ハッキリと主張しないような、柔らかい話し方をします。なので東京で誰もが使う「~でしょ?!」「~じゃん!」というような断定的な語尾使いに、初めはいちいちドキドキというか、ビクビクした経験があります。

ちなみに、東京カレンダーで連載されている「東京札幌物語」の希ちゃんには、上京してからの自分をそのまま重ねてしまいます。心境も恋愛観も私に似すぎていて、むしろ誰かが自分のことを書いてるんじゃないかと勘ぐってしまった程です。(笑)


良い意味でミーハーであること。ミーハーの対象物には理由がある


最初はこわごわと東京を探索していましたが、やはり都会に対する興味や好奇心は尽きません。東京には、地元では考えられないようなオシャレな場所がたくさん、また有名人に簡単に会えるようなイベントも多かった。そんな街にもっと馴染みたくて、仕事は勿論ですがプライベートもかなり忙しく過ごしていました。

上京後も「いつか事業をしたい」という目標を持ち続けていたので、人脈を広げたり何か面白い話を聞けそうなイベントやパーティなどの誘いには、残業明けで遅い時間だったとしても積極的に顔を出していました。フットワークはかなり軽かったと思います。東京という街は、憧れの起業家や有名人に会おうと思えば簡単に会える街です。

ちなみに、「ミーハー」という言葉に対して、皆さんはどういうイメージを持ちますか?私は元々、ミーハーな人間ですが、それは良い意味だと思っています。ミーハーの対象物には、やはり必ず何か理由があって、そこから学べるものはとても多いと思うからです。

私はいつか起業をするために、知りたいことも学びたいことも沢山ありました。東京は、自分さえオープンでいれば、何か新しいことを学んだり掴んだりできる機会はたくさんある街だと思います。

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