2016.01.15
女優とディナー Vol.2今回の美女 モデル・堀田茜
ことの発端は担当編集Hの一言にありました。
「次回の美女ディナーですが、この前撮影で会った女の子がめちゃくちゃ可愛いかったんでその子でどうですか?」
――正直「堀田茜」という名前を聞いたときは「俺の中で茜って言ったら小田茜以外思い浮かばんけど?」といった感じだったんですけど、編集者Hの話では、彼女は今CanCamのモデルとしてかなり勢いがあり、テレビにも色々出てるらしく、写真を見せてもらったところ確かに誰からも好かれそうなビーバー系の美女で(ビーバーって言ってもジャスティンじゃなくて小動物の方ね)、
この女性であれば東京カレンダーの目の肥えた、目が豚みたいにブクブク太った眼球メタボの読者の方も納得してくれるだろうってことでOKして、早速ホームグラウンドの大宅文庫に乗り込み、検索画面で「堀田茜」と打ち込んだところ
検索結果が1件
でした。
いやいやいやいや、まずいだろこれは!だって前回の川口春奈の検索結果は170件で、100冊以上のインタビュー記事に目を通したにも関わらずサウナの話以外まったく盛り上がらなかったわけですから。
前情報が無かろうものなら緊張のあまり一言も口をきけず、黙々と食事だけを食べ続ける「一蘭かよ」的なディナーになることは間違いありませんでした。そうなったら、皆さんと共に歩んできたチーム「美デ9(びできゅう)」も即日解散です。
そこで早速、大宅文庫から編集Hに電話して状況を伝えたのですが「すでに堀田さんの事務所にも了承いただきましたぁ!」となぜかノリノリで返答され、
こうなったら残された道は1件の記事を100回読むしかないということで暗唱できるほどに読み込んだ結果、事務所で昼寝をしていたときにアシスタントから
「水野さん、さっき寝言で『2013年から雑誌CanCamで専属モデルもやらせていただいています……』って言ってましたよ」
と言われるまでになりました。
が、何度読んだところで堀田茜に関する情報は(EX大衆 2015.01号)に掲載された次の三点以外存在しないのでした。
1・ Zip!ファミリーとして食レポをしていた。コメントが無くなったら店員に質問して場をつなぐ。
2.CanCamの専属モデルである。カメラのポージングに困ってくると首に手がいく。
3.ドラマ『オレンジデイズ』に憧れていて、『オレンジデイズ』みたいなことをしたくて大学に進学した。
これがクイズミリオネアなら「audience(オーディエンス)」を使って、あなたを含む読者全員に「どの情報を頼りにディナーをセッティングすればいいんですか⁉」と泣きついている場面でした(ここで、あなたも情報がこれだけしかないCanCamモデルとディナーをすることになったらどんな店に連れていけばいいか考えてみてください)。
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