その名は、サエコ。 #東京悪女伝説 Vol.2

その名はサエコ:凡庸な女よ、「足る」を知れ。

サエコを語る女たち:登場人物


絶世の美女ではない。だけどなぜか噂が絶えない女"サエコ”。彼女にまつわる女たちの噂話。"サエコ”について語る女の口から、嫉妬と自己肯定が入り混じるねじれた感情が露呈していく・・・。果たして、”サエコ”は悪女なのか?誰が悪女かわからない、視点変えれば全員悪女な十人十色の女たちの主張とは。

前回、サエコの同期の女・さとみが、嫉妬をだだ漏れに、ねじれた感情を垣間見せたが、今回は・・・?

「サエコと、女の価値」を、サエコの慶應大学時代のサークルの同期「アン」が語る。

「顔は私の方が可愛かったのに。なぜサークルの男は彼女に狂う」


前回のさとみさん、でしたっけ?彼女、東京出身というアイデンティティで、過去のスクールカーストにしがみついて、サエコより優越感感じてるあたり頭弱いんじゃないですか?あぁ、青学、しかも付属(笑)それなら、仕方ないですね。新陳代謝もない、競争環境にもさらされない濁った水槽の中、肥大化された自己意識だけが膨張した悪しき例ですね。

お嬢様のスペック?スクールカーストのメインストリーム?男にとっては、関係ないんですよ。ベッドの上で、スクールカーストの位置を考え興奮する男がいると思いますか?女の資産価値は、一に顔、二に顔、兎にも角にも顔が全て。さとみさん、一度、鏡をご覧になって?「鏡よ、鏡、世界で一番美しいのは?」まずは、自分の顔の市場価値、鏡に問うことからお始めなさい。


冒頭からごめんなさい。

サエコと同じゴルフサークルに入ったアンと申します。私は、神保町にある都内の女子校を卒業して、慶應大学に入学しました。

4月、オリエンテーションが終わったあと、日吉のイチョウ並木の前に立ち、これから訪れる人生の春と、めくるめく青春に、胸膨らませていました。日吉のイチョウ並木は、まるで箱根駅伝の応援のように人でびっちりと埋まっており、あちらこちらで、サークルの勧誘と、勧誘という名のナンパが繰り広げられていました。

私は、控えめに言っても、モテる方だと思います。モデルの中村アンさんに似ていて、色っぽいといわれていましたし、高校の文化祭では、遊びに来ていた近くの男子高の男の子たち何人もから電話番号を聞かれました。高校時代、マクドナルドで行われた合コンでも、常に1番人気だったと思います。

そんな私ですから、間違いなく、日吉のイチョウ並木でかなり目立っていたと思います。地方から出てきた、芋っぽい女の子たちを尻目に、ランウェイで脚光を浴びるがごとくモデルウォーク(笑)

1メートル歩くごとに誰かが声をかけてきて、全長220メートルのイチョウ並木を歩くのに1時間以上もかかりました。当時「JJ bis」という雑誌の恒例企画で、新入生スナップがあったのですが、もちろん、編集部の方から声をかけていただきました。

あ、疑ってるのなら、当時の号、見てみてください。カナリヤイエローのスプリングコートに、白デニムで、プールサイドのパンプスを履いていると思います。

当時「JJ bis」は、都内の女子高生ならきっと読んでいた愛読誌で、この雑誌で、志望大学のサークルを予習していた子も多かったですね。間違っても、乱痴気騒ぎを起こしたスー◯ーフリーというようなイベントサークルには入るものかと。(笑)

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