遠く離れたふたりが一緒のテーブルを囲む!? 近未来の外食デートはこうなる!
■19:00 メインディッシュととっておきのサプライズ
メインの肉料理は燻製をかけた和牛フィレ肉のポワレ。皿の上のドームカバーを外すと中から煙があがり、部屋に燻香が立ちこめる。
まるで同じ空間で、同じ香りを感じているかのようなふたり。
そしてメインが終わると、クリスマスに会えないふたりのためにSYNC DINNERが嬉しいサプライズをふたりに用意。
スタッフ「本日はSYNC DINNER特別コースということで、クリスマスケーキをご用意致しました。それでは大阪の聖良さま、キャンドルの火を消してください」
聖良がキャンドルに息を吹きかけると、なんと廉太郎の前にあるキャンドルの火が消えた。
聖良「わあ!すごい!!」
廉太郎「よう消えたな〜」
イリュージョンのような出来事に、目を丸くして驚く聖良。でも、サプライズはこれだけに終わらない。
スタッフ「今日は大阪の聖良サンタがプレゼントを届けてくれました。よろしければ聖良サンタの姿を見せてあげてください」
ここでとびきりチャーミングなサンタに変身した聖良が画面に登場。
聖良「見える〜?」
廉太郎「すごい!!」
大きく手を振ったり、いないいないばあをしてみせるお茶目な聖良サンタ。その様子に廉太郎も驚きっぱなしだ。
さらに、次にスタッフから廉太郎と聖良にメッセージカードが渡された。これは食事の直前にふたりが互いに向けて書いた手書きのもの。
不思議とその手書きそのままに相手の手に渡り、それぞれの側から撮った記念写真も添えられている。
廉太郎「どうもありがとう」
聖良はまだ廉太郎からのメッセージを読んでいる。彼からのメッセージは随分長めのようで、文字を追う彼女の目にはうっすら涙が浮かんでいる。言葉にならない彼女は、そのメッセージを何度も読み返し、廉太郎に笑顔を向けた。
聖良「…ありがとう!!」
そうしてふたりの久しぶりの再会は、たくさんの思い出を残し終了した。ディナー終了後、廉太郎と聖良にその感想を聞いてみた。
■イベント後、おふたりに今日の感想を伺った
Q1:SYNC DINNERを終えてみての感想を教えてください。
廉太郎「リアルに彼女と一緒に食事をしているみたいな気持ちになりました。普段はそう簡単に会えないので、僕らにとっては一緒にごはんを食べるのはとても贅沢なことなんです。それがリアルタイムで移動せずに行えるなんてすごいことですね!」
聖良「私も、最高な時間を過ごせました! しばらく会えていなかった分楽しかったです。それに今年はクリスマスも一緒に過ごせないはずだったので、今日こうして食事ができて本当に嬉しかったです」
Q2:今日一番印象に残ったことは何ですか?
廉太郎「グラスの乾杯には驚きました。あとは彼女がキャンドルの灯をふぅ〜と吹いたとき。ほんまに消えると思いませんでした。ふぅ〜するときの顔も可愛かったです(笑)」
聖良「ずっと驚きの連続でしたけど、一番感動したのは最後にもらった彼からのメッセージカード。感動して涙が出そうになりました。中身は内緒ですが(笑)」
Q3:実際にふたりで会って食事をするのに比べて、今回のディナーはどのように感じましたか?
廉太郎「感覚としてはいつも一緒に食事をするのと同じだったんですが、普段よりもドキドキしましたね。この画面でしかできないことがたくさんあって楽しめました」
聖良「前に他の人の動画を見たことがあって、私も絶対に行きたい!と初めから楽しみにしていました。実際に一緒にいるような気持ちになれたので、機会があればまた体験したいです!」
Q4:せっかくなので最後にひと言、相手に伝えたいことがあればお願いします。
廉太郎「今日はありがとう。いつも心の底から笑ってくれてリアクションがいいので、サプライズのしがいがあります。これからも可愛らしい笑顔をたくさん見せてください」
聖良「いつも支えてくれたりサプライズで喜ばしてくれたり、感謝しています。今日も思い出に残る一日になりました。ありがとうございました!」
画面がOFFになる直前、まるで実際に会うデートの別れ際のように、「またね」と手を振り、さよならをするふたり。
離れた場所にいる恋人同士が、このように食空間をともにできるのが未来のデートのカタチ。恋愛に欠かせないツールとして、あと数年後にはこれがスタンダードになっているかもしれない!