東京☆ビギナーズ Vol.4

東京☆ビギナーズ:天然シンゴ vs 腹黒優子 代官山マウンティングバトル

前回のあらすじ

関西出身のインターネット広告営業マンのシンゴ(28)は、社会人6年目で突如、東京転勤に。大学時代の後輩・優子主催の合コンで出会った大手PR会社勤務の「玲子」と、夜の六本木のメキシカンレストランでデートをすることに。東京に不慣れなシンゴに、優子がレクチャーした必勝デート法を駆使して挑むものの、最後は「私、社長系にしか抱かれないの。」と、あっさりとフラれてしまう。

東京☆ビギナーズ第3話:「私、社長系にしか抱かれないの。」六本木の悪夢。

初めての代官山は、まるで「犬」の惑星。


「に、人間より犬の数の方が多い!しかも服着てる!この街は犬に支配されてしまったんか…。」

「シンゴさん、うるさいですよ…。こんなオシャレな街で騒がないで下さいよ、恥ずかしい…。」

関西弁丸出しで騒ぎ立てる営業マンの彼をあきれた目でみるのは、同僚のアートディレクター「理恵」だ。二人は、ロケハンで代官山に来ていた。担当している案件が、ファッションモデルを起用したプロモーションで、なおかつ街中での撮影を想定していたため、その事前の下見という訳だ。

確かに、代官山のチワワ&トイプードル率は異常である。このエリアだけで、根拠はないが推定7,000匹はいるのではないだろうか。東京に来たばかりのシンゴが騒ぎ立てるのも、無理はない。さぞきっちりした血統書がついているのだろう。


― 実家の犬の大吾郎は元気だろうか… -

ちなみに大吾郎は、完全なる雑種である。

「はじめ代官山って聞いた時は、この真冬に登山!?とか思ったけど、これならいい撮影できそうやわ。さすが今一番チームで売れっ子のアートディレクターやね!」

「はいはい…、そんなこと言っても何も出ないですよ。あ♡ じゃあせっかくなんで…」

「あ、ごめん。ちょっと俺一回ロケハン抜けるわ。たまたま近くまで来ている取引先と、これからランチミーティングなんやわ。」

「え!?ちょっと、それ聞いてないですよー!一人でロケハンしろっていうんですかー?もうー!(営業経費でランチ奢ってもらえると思ったのに…最悪!!)」

1時間で戻ってくるからと、強引に理恵を引き離し、街を歩いてく。

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