鍋は〆でこうも変わる!満足感が半端じゃない七変化鍋

鍋は、〆の炭水化物まできっちり味わわないことには、どうにも食べた充足感が薄い。という意見に相違はないだろう。あるいはむしろ、どんなスペシャルな〆が待ち受けているかで、鍋を決定したい!という人も少数派ではないはず。それだけ、鍋における〆は大切で、店の個性が際立たされるというものだ。

今回は、鍋がどんな変化(進化?)を遂げるか?Before→Afterをチェックしながらご紹介してみよう!

牛肉は国産の霜降りロース。しゃぶしゃぶするたびにどうしても少しずつキャベツがスープに浮くが、そのまま煮てフォーの具にするのがオススメ。スープは味つきだが塩を加えてもOK

「東京牛炊き」からの……

『横鍋JAPAN』

横に並んでふたりで食べるという鍋の新コンセプト。一年を通じて鍋料理を提供する専門店だけに、オリジナリティに溢れた鍋にお目にかかれそうだ。

たっぷりの千切りキャベツに牛・豚肉をきれいに盛りつけた「東京牛炊き」は、キャベツを薄切り肉で包み、牛テールスープにくぐらせていただく新感覚のしゃぶしゃぶ。キャベツには白髪ねぎも加えていて、しゃきしゃき感を残すようにさっと煮た野菜と肉の味を楽しめる。

透明感があって舌触りがやわらかいフォー。煮過ぎると溶けてしまうので、さっと煮る程度でOK。味はすぐに絡みつく。薬味として自家製「すだち胡椒」でさっぱりさせても美味しい。フォーは鍋料金に含まれる。

〆は⇒トリプルスープの「フォー」

さて、たっぷりの肉&キャベツをしゃぶしゃぶしたあとに残るのは濃厚な牛・豚、そしてキャベツの甘みも存分にしみ出た、いわばトリプルスープ。料理長がこのスープを前に「フォーしかない!」と思い立ったというひらめきの〆は、確かにベトナム料理でポピュラーな牛だしのフォーを思わせる。

寒い夜の夕餉は、甘やかな濃厚スープとあっさりしたベトナム米麺で幕引きを。カウンターで肩寄せ合っていただきたい逸品の〆!

パンチの効いたスープに合う、と選んだのがフォー。水菜と一緒にさっと煮る

肉でキャベツを包みながら取りやすいよう工夫された盛りつけ。肉の下にはたっぷりの白髪ねぎ入り千切りキャベツが隠れている。スープは、テールをベースにゲンコツとスジも使っており、スジは具にもなる

カウンターが大部分を占めるのが特徴的な鍋専門店。テーブルは4人席×2なので大人数での集まりにはあまり向かないかも。逆にカウンターでひとり鍋をする人は多く、もちろん1人前からの注文も可能だ!

しゃぶしゃぶ用にスライスしたラムと有頭エビや帆立から旨みがバンバン出ているようだ。ラグマン鍋は1人前¥2,890。予約制で注文は4人以上で人数分から注文可能。鍋は大人数で!のポリシーからの決まりだ

「ラグマン鍋」からの……

『パクチーハウス東京』

パクチーを愛する社長が営むパクチー料理専門店。この「ラグマン鍋」は、「今日は鍋を食べるぞ!」と強い決心で挑むべき大作だ。

なにしろ、トマト入りのチキンスープに、ラム肉、帆立、エビ、野菜は白菜のほかに、大ぶりのジャガイモやピーマン、にんにくの芽も入る。もちろんパクチーもどっさり加えながら食べ進むと、汁が煮詰まりどろりとした状態になってくる。

どろりと煮詰まった状態にオリジナルのパクチー麺を加える。具は適当に残っていてOK!という大らかさでミートソースのように仕上げていきたい。パクチーは「追パクお願いします!」の掛け声で入れてもらおう

〆は⇒ミートソースを絡めたような「パクチー麺」

そもそも「ラグマン」は中国の現・新疆ウイグル自治区から、東へ伝わり「ラーメン」、西へ伝わり「スパゲティ・ミートソース」になったと言われる、大鍋で作る麺料理。肉のエキスとトマトが煮詰まったソースは、確かにミートソースにも似ている。

ここにオリジナルのパクチー麺を入れて絡めれば、ラグマン鍋ならではのミートソース(の起源)麺の完成!あらゆる旨みを絡めとった、自体が個性派なパクチー麺。味のパンチ力は、旅の途中のような気分になれる迫力の麺だ。

パクチー麺はうどんにパクチーを練り込んだもの。特注で作っている。本場ではうどん状の麺を加えて〆ていたそうだ

社長がウイグル自治区を旅して出会った鍋。食堂のような店でホーローの鍋を大勢で囲んでいるのが印象的だったそうで、そんな雰囲気を自分の店でも、と試行錯誤を重ねた鍋。具材は季節によっても変わる

パクチーは日本で食べてもなんとなく異国情緒。パクチー好きだけでなく、世界を旅するのが好きな常連客が多いのもこちらの特徴。旅の写真が飾られることもある

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