女優とディナー Vol.1

女優とディナー:川口春奈は「忍者ディナー」で本当に口説けるのか?(1話読み切り)

『夢をかなえるゾウ』シリーズは300万部、『人生はニャンとかなる!』シリーズは180万部を突破。そんな人気タイトルを多数手掛ける作家・水野敬也氏による新連載がスタート!

テーマはずばり「超絶美女とどうやったらお友達になれるのか?(あわよくば付き合えるのか?)」。

その方法を探るために、自ら実験台となり様々な角度から綿密なディナープランを練り上げる水野氏。この事前の“準備”こそすべてだと語る。

今回のお相手は女優・川口春奈さん。大物女優に対して水野氏はどんなプランを用意したのか。さあ、抱腹絶倒のディナーデート、始まります!

東京カレンダーというお洒落の極みのような雑誌で美女と飯を食うだけの企画が許されるのは小山薫堂か佐藤可士和あたりのスマートなイケメン系クリエーターであり、イケメン以外で許されているのは唯一、


見城徹のみ


だと思われますが、今回、ぼんやりした顔立ちの、世間の印象もぼんやりしている私、水野敬也が美女とディナーをする連載を始めさせて頂くことになりました。

いや、前々から、雑誌でよく見かける「セレブディナー企画」には風穴を開けなきゃいかんと思ってたんですよ。だって、普段から遊び慣れててレストランに詳しいセレブ男たちが「この店のシャコおすすめなんすわー」つって美女とカウンターで盛り上がる企画って、


読者にとって何の得もなくね?


そもそも私みたいな男は、美女と飯食うことになったら、まず店選びでテンパりますよね。

レストランの携帯アプリと3時間ほど緊急ミーティングして、なんなら一度店の下見して、そこでどんな会話をしたらいいか一通りシミュレーションして、シミュレーションしすぎて当日の会話が不自然になりますからね。

しかし、あなたが実際に美女と会食をすることになったときに役に立つのはセレブ男のディナー風景ではなく、私のような人間がデート前に徹底的に準備をし、実際にその準備がうまくいのかを自ら検証し、玉砕する、その過程をお伝えすることなんじゃないかと思うんです。

私の屍を越えて行ってほしいんですよ。つまり、私が言いたいのは小山薫堂の薫陶(くんとう)を受けてる場合じゃないってことなんです。

というわけで「美女とのディナーは準備が9割」、始めさせて頂きたいと思います。


今回の美女 女優・川口春奈さん

「ま、やっぱり何事も最初が肝心なんでねぇ、しかも東京カレンダーの読者つったら相当目が肥えてる方々たちじゃないですかぁ、だから中途半端な美女じゃ納得するわけないんでぇ、一線級の美女ツモってきてくださいよぉ」

と編集者との打ち合わせで鳥飼の水割り片手に語っていた私は、数日後、「ディナーのお相手は川口春奈さんに決まりました」という一報を受けたとき吐きそうになりました。

川口春奈って、JR SKISKIの広告が可愛いすぎるってんで世間に衝撃与えた女優ですよね?最近ではドラマ『探偵の探偵』に北川景子の後輩として美女探偵を好演してました。しかも20歳ですよ。正直、何を話せば盛り上がるのか皆目見当もつきません。

というわけで、まず私が最初にしたことは錠剤を飲むことでした。

私が最も尊敬する人物、ランス・アームストロングはツール・ド・フランスのレース前に3400kmのコースを何度も下見し、風向き・天候・気温のあらゆるパターンをシミュレーションするという徹底的な準備をして奇跡の7連覇を達成したのですが、結論を言うと


ドーピングしていた


のですね。その結果、アームストロングはすべてのタイトルをはく奪され、自転車界を永久追放されたのですが、東京カレンダーを永久追放されることになったとしても、川口春奈という過酷なレースを走りきるために必要なのはやはり薬。お勧めはドグマチールです。

これはもともと胃薬として使われていたのですが不安にも効くことが発見されたという、まさに美女ディナーにおける,「奇跡の薬」と言うことができるでしょう(病院で処方してもらえます)。

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