美食家著名人7人に聞いた!格段に酒を旨くするツマミを出す店はここだ

ジョン・ゴントナー 日本酒伝道師。1962年オハイオ州生まれ。88年英語教師として来日。電子エンジニアを経て、日本酒ジャーナリストに。日米各紙に寄稿する他、日本酒輸出も

ジョン・ゴントナーが迷い続ける
『つきじ左光』の珍味盛合せ

月島

全然、決まらないんである。何がって?『つきじ左光』の珍味盛り合わせと一緒に飲む酒が、だ。来日して四半世紀、今や日本酒伝道師として八面六臂の活躍を続けるジョン・ゴントナーさん。店の冷蔵庫前に陣取って、店主・五味元祐さん、奥さまと共に、あーでもないこーでもないと語り合う。

ちょっぴり試飲、お、決まったかな、と思ったら、やおらカウンター席の端に(日本人よりは)大きめの身体を押し込み、さっと黒革の手帳を取り出す。ひと口飲んで、カリカリカリ。さばのへしこに箸を伸ばし、またカリカリカリ。次はつぶ貝の味噌漬けで、その後はふぐの卵。目をつむってちょっと天を仰いでまたひと口。

珍味盛合せ。メニューは一例

「仕事ですよ、仕事!テイスティングレポートさ」

照れ隠しみたいに笑ってるけれど、本当に「好きなんだなぁ、酒が」という顔をする。有名銘柄からレアものまで、五味さんが蔵元を訪ねて自ら試し、仕入れた酒は、いずれもとっておきの輝き。夜毎呑み助がさらっていくから、リストの更新頻度は半端ない。

もちろん肴は酒に添う味。「中でもここの珍味の旨みは、日本酒をより美味しくさせて素晴らしい」とは、ゴントナーさん推薦の弁だ。

こう、ちゃんと語らっていられるのも今の内。酔いが回れば手帳の文字はおぼつかなくて。そんな風情にまた、酒への愛がにじみ出て。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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