日本に生まれてよかったぁと実感しちゃう、肴と日本酒の旨いこの9店!

温かな刻みうどん。いりこだしで食べるのが讃岐風。かき揚げ丼に穴子天丼など丼ものも充実

気の利いた肴がさらりと出てくる幸せ『夢呆』

学芸大学で40年以上。地元の人たちに愛され続けていた手打ちそばの店『夢呆』が、3年間の充電期間を経て再開。2012年2月、白金高輪にリニューアルオープンした。

以前に比べ、手狭になったとはいえ、スタイリッシュな店内は、蕎麦屋の酒と肴を楽しむには格好の雰囲気だ。獺祭、神亀といったイマドキの酒と並んで、菊正宗の升酒あたりがリストアップされているのも、老舗ならではだろう。

鳥の照焼や鮪のぬたあえなど肴も充実。それでいて、あくまでも蕎麦屋の肴としての域を超えない力の抜き加減がまた心憎い。

とり焼。阿波尾鶏を使いボリュームたっぷり。甘さはアッサリめ

茨城の契約農家直送の常陸秋蕎麦で打つ手打ち蕎麦の旨さもさることながら、見逃せないのが手打ちうどん。

ご主人の和田邦具さんによれば「最初に親父が始めたのは、讃岐うどんの店」だったそうで、和田さんもうどん打ちはお手のもの。

打ってから丸一日寝かしたうどんは、艶やかで粉の風味も豊かだ。自慢のいりこだしで味わうなら〝刻み〟がいい。油揚げと長葱が出汁の風味を引き立てる。

酒は、埼玉の地酒〝神亀〟を冷やで。その他獺祭、菊正宗の升酒なども。肴は板わさに始まりわさびのおひたしなど充実

※こちらの店舗は現在パリに移転しております。掲載情報は移転前の情報です。

香りのよい九条ねぎとお揚げたっぷりのきざみうどん

丹誠込めた出汁と返しがうどんや料理を引き立てる『手打ちうどん 喜心』

コシはあるが適度にやわらかな口当たり。噛めば、小麦の旨みがじんわり広がり、喉越しは滑らか。

つゆはまろやかに舌に馴染み、最後に鰹節の香ばしさが鼻にすっと抜け、心地よい余韻が続く。「讃岐うどんを食べて感動した」のをきっかけにこの道に入った店主の梅谷厚成さん。

讃岐うどんの店で麺打ちの修業を3年積むが、「生醤油や煮干しのつゆは違う気が……。関西のうどんは、つゆは美味しいけど、麺は普通」。そこで、トータルで美味しいと感じてもらえる自己流を貫く決心を。

なすと生麩の揚げ出し。揚げ生麩と大根の鬼おろしの食感が心地良い

麺は、氏の理想「やわらかく、しなる」を追求して日本各地の小麦粉を試すうち、熊本産に行き着いた。出汁も試作を重ね、昆布、鰹節、そしてクセがなくコクが出る室鯵節を使い、醤油、甘みのある日本酒による返しと合わせる。

料理は、「いい食材を仕入れ、その味わいを活かすべく、手は余り加えない」がモットー。お浸し、天ぷら、鴨つくねや煮豚、鮪のづけなど、出汁や返しの旨みとコクを使った肴は、どれもが左党の心を踊らせる。

蓮根入り鴨つくね 温玉添え。うどんの返しと温泉卵、鴨の相性が抜群

冷だし豆腐。両国にある豆源郷のおぼろ豆腐を使用。大豆の甘みに驚く

セロリと大根の黒胡麻サラダ。野菜や胡麻だれの食感と香りを楽しむ

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