大阪に出張したら必ず寄りたい、浪速に惚れる美食店4選

■呑み助編~大阪の夜に酔いしれたい人はこちら~

店主の吉田氏

真っ当なバーの姿勢を貫きつつ、多彩な料理が揃う愉しさも提案『BAR YOSHIDA』

「ハイボールに使う氷は2種」と店主の吉田貴史氏。ウィスキーの甘みを引き出すために使うのが柔らかい氷で、−15℃の冷凍庫で管理する固い氷は仕上げに浮かべるお酒の保冷用。ブレンダーを使用するブラッディメアリーは徳島産フレッシュフルーツトマトの粘度が十分に活きた新食感。火照った体にも効く冷たさだ。

「食べることも飲むことも好き」な氏の出身は徳島。そのため、半田素麵やフィッシュカツなど、名産品を使ったフードも充実するが、それにしても多い。40種はあるだろうか。「バーでこんなにあるとワクワクしないですか?」。期待に見合うだけの満足がきっと得られる。

「料理と飲んで美味しいのが燗酒」と大西氏

絶妙の加減でつけられる熱燗の旨さ。日本酒の奥深さを思い知る『蔵朱』

この店で何といっても飲みたいのが燗酒。メインで扱う4銘柄も、燗で飲むことを前提に蔵元が醸す酒が並ぶ。ぬる燗、人肌燗ではない。店主の大西正哉氏が絶妙の加減でつけた熱燗だ。「キチッと作られた酒は熱燗で飲んで旨い」という話を聞きながら、猪口でやっていると徐々に酒の温度が下がり、また違った味わいに。香りも口当たりも変化し、だんだんそれが愉しくなってくる。

「お燗で一番大事なのは熱源とか酒器でなく酒選び。それさえできれば、誰でもつけられる」と謙遜する店主。しかし、『鮎のテリーヌ』なんてツボを抑えた肴を出す店主が、ただ者であるわけがない。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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