2016.12.12
最近ではコンビニで1杯100円のコーヒーが売られている。もちろん、それを強く否定する気はないし、意外にも美味しい。ただ、それはいい大人の寛ぎの時間には似合わない代物かと。
そこでご紹介するのが、都内のラグジュアリーホテルのコーヒー。もちろんご多分に漏れず、値段は高い。今回ピックアップしたのも1杯700円から、なんと3,000円のものまで。
ただ、そこにはコーヒーへのこだわりがあり、哲学がある。都会で生き抜くビジネスマンが本当にリラックスしたい時には、たまにはそんなコーヒーで自分の労をねぎらう、なんていうのもありなのでは?
様々なホテルのコーヒーをリサーチし、その中でも特にコーヒーへの情熱が強いホテルを3つ、ここにご披露しよう。
特級畑の究極のコーヒーをハンドドリップで提供『ホテルニューオータニ』
コーヒーハンター川島良影氏による“グラン クリュ カフェ”を置く都内唯一のホテルである。
豆は世界中のコーヒー農園を旅してきた川島氏が、栽培から収穫、焙煎まですべてを妥協せずに作り出した究極の逸品。
川島氏は、ケーキのためにグアテマラの名門、サン・セバスティアン農園の特級畑のものを特別に焙煎した。
そのコーヒーを頼むと、専任のスタッフがコーヒー用具一式がのったワゴンをひいて現れる。そしてまず“グラン クリュ カフェ”の小瓶を開封。蓋を開けただけで芳醇な豆の香りが辺りに漂う。
豆はその場で挽かれ、目の前でハンドドリップされるまでさまざまな香りの変化を楽しむことができる。そして仕上がったコーヒーを口に含むと、きれいな酸味と甘い余韻が印象的。
1杯3,000円とは驚きだが、それだけの価値があるのは飲めば分かるだろう。
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