移転したあの名門バーで昼間のコーヒーブレイクを『ホテルオークラ東京』
神谷町
2015年8月31日に53年の歴史に幕を閉じた『ホテルオークラ東京』の本館。その館内にあった『オーキッドバー』が、2015年9月中旬から別館の12・13階で営業を再開している。
12階はシガーバー、13階はなんと貴賓室であった場所で、もともと昼から営業する店舗であったけれど、移転後は窓から日光の入る空間へと変化した。
本館での営業時から常連たちの密かな定番となっているのが、実はサイフォンによって淹れられたコーヒー。サイフォン式の特徴は、まろやかな口あたりと、温度が下がっても豆のエグみが出ないこと。
つまり、あくせくせずに飲めるコーヒーでもあり、いっとき仕事のことを忘れ、寛ぎを求めにやって来る人々にとっては好条件な1杯なのだ。それも、お替わりは自由(1回のサイフォン内)なのでよりゆっくりしていられる。
またバーらしく、お客のなかにはこのコーヒーにリキュールを垂らしたりアイリッシュコーヒーにアレンジをお願いする男性もいるとか。空間とサービスが愛されているホテルは、コーヒーのある時間もどこまでも小粋なのだ。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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