2015年10月、肉の話題の新店を5日間連続連載でお届け! Vol.3

魚屋の店主が肉愛を抑えきれずに開店!日赤通りの新店焼肉屋に突撃!

東京カレンダーがいま、注目の肉の新店情報をお伝えするこちらの企画。今回は広尾の日赤通りにオープンした『肉匠 堀越』をご紹介! レポーターにはハーフ芸人として注目を集める、デニスの植野行雄さん!

ブラジル人の父を持ち「Tボーン育ち」と豪語する植野行雄さんと向かったのが『肉匠 堀越』。実はここ、六本木・麻布十番の魚料理の名店『さかなや富ちゃん』の店主である末富さんが、かねてからの肉好きが高じてオープンした焼肉割烹。

店頭には「うんまい肉食べさせます」の文字が掲げられている。よほどの自信があるからこその言葉に、期待をせずにはいられない。

左が「牛筋の茶碗蒸し」、右が「イカとミノの塩辛」。いずれも初めての味わい

魚屋が肉屋を!? と聞くと驚くが、「有名な鮨屋の大将も、休日には焼肉ばかり食べていたり、魚屋の肉好きって意外と多いんですよ。この店は、そんな“ないものねだりの究極系”ですね(笑)」と話す。末富さんの肉への情熱は凄まじく、休みとなれば九州から東北まで全国各地のうんまい肉を食べ歩き、構想を練ること十数年。満を持して、この夏開店した。

この日は、山形牛のザブトンをいただいた

「ただの焼肉屋に収まりたくなかった」という料理は、牛筋の茶碗蒸し、イカとミノの塩辛など聞く限りでは味を想像できない斬新なメニューがズラリ。日本酒に合わせたい酒のアテが次々と登場する。

茶碗蒸しが大好物だという植野さんも牛筋との組み合わせは初体験。「なんですのコレ! 肉のダシが濃厚でウマー」と絶叫。また、スルメイカと国産牛ミノの歯ごたえが楽しい肉と魚介がコラボした塩辛も斬新。牛ロースのクレソン巻に至っては「バカタレが!!」と本人いわく最上級の賛辞が飛び出す。

「まずは肉を、その後クレソンを巻いてとふたつの味が楽しめるのも最高!」と植野さん

植野さんの興奮が最高潮に達した逸品は、脂ノリのいい山形牛のザブトンをテーブルのロースターでさっと炙り、まずは肉だけで味わい、次に浅漬けしたクレソンを巻いていただく。

焼肉にタレは一切使用しないこだわりで、肉の旨みをしっかりと味わえつつもヘビーではなく、いくらでも食べられそうな絶妙のバランス感なのである。

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