名店『ドンチッチョ』出身のシェフが作る直球のシチリア郷土料理とは?

2011年の開店当初から、ゲストに与える“安心感”は堂々たるもの。それもそのはず、シェフの中村嘉倫氏、サービスの阿部努氏とも、シチリア料理の名店『ドン・チッチョ』の出身。同店の前々身である『ベンジーナ』で出会って以来、いつか一緒に店を、という想いを胸に『トンマズィーノ』、『ドン・チッチョ』で共に11年間、研鑽を積んできた。いわば戦友だ。豊かな経験に加え、シェフとサービスの双方に強い信頼がある。そして、長年共有してきたビジョンもある。それを実現した店がこちら!

いずれもパレルモで働いていた店のレシピで。パネッレは皿の裏で成型する。カポナータはケイパー、ビネガーの効いたソースの酸味が味の決め手に

名店出身の二人が営むトラットリア
『ロッツオ シチリア』

「初めて出合ったイタリア料理がシチリアの料理。あまりに奥深く、シチリア料理以外に目がいかなかった」と中村シェフ。その後は本場を見ようとシチリアに渡り、パレルモの店で約3年働いた。

だから料理は直球のシチリア郷土料理。「イワシとういきょうのスパゲットーニ」、「マグロのタリアータ」など定番がメニューに並ぶ。

スペシャルと推すのは「パネッレと茄子のカポナータ」。シンプルなシチリア料理の中でもとりわけ地味にも見える2品だが、中村シェフいわく「貧しくても、旨さに妥協しないシチリア人気質をよく表す料理」

まぐろのオイル漬け いちじくのマルメラータ。魚に果物を合わせたシチリアらしいひと品

ほどよい塩気のほっくりとしたパネッレ(ヒヨコ豆のフリット)も、揚げ茄子の甘みを酸味の効いたトマトソースが引き立てるカポナータも、ワインが止まらなくなる味だ。

ゲストの食べて飲むペースを見極め、絶妙なタイミングで次の1杯を勧めてくる阿部氏の“攻めの接客”も食べ手の心をつかむ。果実を使った自家製リキュールから各地のアマーロ、グラッパと食後酒も多種多彩。

おばあちゃん風 ジャガイモとトマトのサラダ。シェフが修業時代、通っていた店の定番

レモンのほかに、プルーン、オレンジなどの果実リキュールが。飲み口は危険なほどに爽やか

こぢんまりとして、トラットリアらしい温かみを感じさせる。壁にはFCパレルモのマフラーが

7席のカウンターは激戦区。シェフと話しながら食事を、と集う歴代、修業した店からの常連も

いかがだったであろうか?
迷いのない料理と淀みのないサービスで心地よく酔わせてくれる『ロッツオ シチリア』。
名店と本場でしっかりと修業したシチリア料理をトラットリアらしい暖かい空気の中でいただこう。


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