食の宝庫北陸に上陸! 1時間半で300匹の白エビを食べてきた!

curated by
船山 壮太

世界屈指の美食の街・東京のグルメも最高にエキサイティングですが、たまには足を伸ばして地方でしか味わえない料理でも! ということで、私、先日金沢・富山の旅に出てきました。

北陸新幹線の開通により、大盛り上がりを見せている北陸エリア(今回は新幹線でなく、飛行機でしたが…羽田から賞味一時間、早っ!)。数多のグルメスポットを巡るこの旅でしたが、その中でもぜひ、皆さんに訪れていただきたいお店をご紹介します。

富山市の岩瀬という漁港にある明治44年創業の老舗『松月』です。富山空港から車で約30分。富山駅からも15分ほどの場所にあり、近海で採れた新鮮な磯料理を食べることができます。

富山といえば「富山湾の宝石」と言われる白エビ。富山の人にとってはお馴染みの食材。見た目はサクラエビよりもやや大きく、平たい。透明で薄紅色ですが、死ぬと白色に変化。そこから、白エビという名前がついたそうです。

もともと、白エビは売り物ではなかったそうですが、地元の漁師達の必死の売り込みにより、富山県内の飲食店が使い始め、名物にまでのし上がったそうな。まさに、富山の漁師魂を感じる食材なのです!

個室というより、旅館の一部屋。隅々まで手が行き届いており、清潔感があります

『松月』では、そんな白エビ料理が存分に堪能できます。早速、訪れてみると、旅館のような荘厳な建物がお出迎え。「のような」というか、以前は旅館として営業していたそうです。

部屋は基本的に個室。その一室でキレイに保たれた中庭を眺めながら料理を堪能できます。

早速、女将さんがご挨拶に。

「今日は300匹ほどの白エビを召し上がっていただきます」

!!!一瞬、理解できず……。300匹ですか? 一体全体、どんなお料理が出てくるのでしょうか。まったく想像ができず、同行者とキャッキャと盛り上がっていると、早速一品目のお刺身が登場。

左が白エビのお造り。右は甘エビのお造り。味の違いを楽しめる

「こちらで、70匹の白エビを使用しております」

!!これで70匹!いきなり、数字稼いだな! 白エビの体長は約5センチほど。皮のままでも食べることはできますが、こちらの料理はすべて丁寧に皮が剥かれています。

きめ細かな作業は味に表れるのか、そのお料理の美味しさたるや、驚くべき! ねっとりとした食感に、確かなエビの旨み。非常に贅沢な一品です。

エビの味が濃厚なので、何もつけなくてもOK

次はお吸い物。すまし汁の中に、白エビをすりつぶした団子。あっさりとした味わい。

続いては、白エビのから揚げ。スナックのような軽い食感はいくらでも食べられそう。白エビは殻もやわらかいので、サクサクと食べ進められます。これは美味しい。ビール欲しい……(運転手なので断念)。おそらく、この2品で40匹ほど。

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