決戦は2軒目!接待の切り札になるバー6店

ゲストとの関係性をより深めたいなら、食後のバーはどうだろう。美酒で寛ぎ、口は滑らかに。さらにフランクになれるのは間違いない。

優雅で静謐な空間でありながら、肩肘張らずにいることができる厳選バーを今回はご紹介。

奥のカウンターと手前のテーブル席は、高さの違うフロアで仕切られている

非日常感の中でリラックスできるバー
『ケージュレップ』

二軒目のバーに求めるもの。
其の壱…緊張を強いるほどのストイックな店であってはならない。

心地よい緊張感を醸し出す店は、紳士として通いたいバーである。だが、接待の席には不向きなのは言うまでもない。なぜならば、ディナーでせっかく温まった会話が、緊張によって弾まなくなるからだ。

ほどよい甘さのダイキリ。モルトは、オーソドックスな銘柄が中心

其の弐…酒のジャンルは幅広くなければならない。

好みをよく知らない相手なら、1ジャンルに特化するよりも、幅広くカバーしている方が何かと都合がいい。

そして其の参…その店ならではの個性がきらりと光ること。

これは、二軒目とはいえ、紹介するだけの価値のある店でなければ、おもてなし感がないからだ。

この店は、まさにこの3つの条件を満たし、さらにアクセスのよさが魅力だ。六本木ミッドタウンからほど近い、路地を一本入った2階、隠れ家のような場所にある。

パテ・ド・カンパーニュ。濃厚な味わいはモルトにも合う

重い扉を開くと、暗い照明にオレンジの壁が浮かび上がり、スタイリッシュな非日常的空間が広がる。いかにも六本木にある都会的でクールなバーに見えるが、雰囲気はほどよくカジュアルで、30代のビジネスマンも気後れせずに使えるところがいい。

カクテルからハードリカーまでスタンダードにそろう正統派だが、厳選した生のフルーツを使ったカクテルも好評だ。フルーツの味わいを生かした、フレッシュな飲み心地は食後の口直しにちょうどいい。

また、グラスで常時6~7種類用意するなどワインも充実。1杯だけで満足できるような、上質なものをバイ・ザ・グラスで提供する。

アルコールだけでなく、料理もきちんとしたものを出したいという思いがあり、フードメニューは手を掛けたものが多い。たとえば、一から仕込んだコンソメスープやレストランのような完成度のパテ・ド・カンパーニュは添えられたピクルスまで自家製。

名物のカツサンドはパンから焼くと聞けば、吉岡さんの思いの強さがよく分かる。こちらはボリューミーで、残った分は持ち帰りも可能だそう。

カクテルもフードも「手抜きのない美味しいものを出したい」という吉岡さん。カクテル用のフルーツにしても、料理の素材にしても、このこだわりで選び抜いたものしか使わない。

その真摯な姿勢が、この店で口にするドリンクやフードには行き渡っている。それでいて、気負ったところは少しもなく、ゲストはリラックスして過ごせるのだ。大きなボックスシードでゆったり寛ぎ、カクテルやワインを呑みながら、談笑するにはうってつけのバーである。

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