乗り遅れるな! ワインと中華の蜜月な店4選

海老とマコモ筍 季節野菜の海南醤炒め。この日の野菜は春アスパラや筍ほか

渋谷に使い勝手のいい、野菜×醤の本格中華が!『月世界』

猥雑という言葉が似合う渋谷円山町。独特の空気感と裾野の広い中華がいい意味で化学反応を起こし、ひと際賑わいを見せているのがここ『月世界』である。

料理長の小山内耕也氏は、南青山の薬膳中華『チャイニーズレストラン エッセンス』で研鑽を積んだ人物。

「ウチは、いろんな地区のいいとこどり料理ですよ」と謙遜するが、各地の料理を再現するために自ら中国まで足を運び、買い付けてきた本場の香辛料や食材を使って作る醤は40種以上を数える。

四川名物よだれ鶏。鳥は山形の古白鶏を使用。タレの甘辛旨のバランスも絶妙!

名物のよだれ鶏は、蒸し鶏が20種以上の香辛料を使ったオリジナルのタレにとっぷり浸かったひと品で、残ったタレ食べたさに饅頭を注文するゲストも多いのだとか。

岐阜県の本巣や神奈川県三浦をメインに、産直で入れている野菜の充実ぶりも特筆もの。仕入れの度に書き換えられる黒板メニューには、黒水菜や赤水菜といった耳慣れない品種も合わせて常時40種ほどの野菜が並ぶ。ここではシンプルな蒸し野菜を頼み、醤で食すのが月世界流だ。

「今後は少数民族のマニアックな料理もフューチャーしていきたいんですよね」とは小山内氏。

雲南式干し肉大理の焼きチーズ添え。調味料に漬け込んだ干し肉をひと手間かけてスモークにするのが雲南式

すでにその取り組みは始まっており、スモーキーな雲南式の干し肉に大理(ダイリー)の焼きチーズを乗せて頂くひと品は、ワインのお供にぴったり。

肝心のワインも「うすっぺらい味のものは置きません」と、白なら樽香のきいたものを、赤なら凝縮感のあるものをとしっかり派をセレクト。君よ、『月世界』に行かずして“大人の渋谷”を語ることなかれ。

左から、樽香が強く、ビオとは思えないほどの力強さ ドメーヌ・ラトゥール・ジロー2007、酸味と甘さのバランスがいいピノ100%のブルゴーニュワイン ギヨブルー2009、エレガントでバランスがよく凝縮感もある ル・オーメドック・ジスワール2005

わらび黒春雨などマニアックな食材との出会いも。系列店は祐天寺の『発酵食堂 豆種菌』

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