山の手っ子に教えてあげたい、上野エリアが誇る極上グルメ13選

酒場の激戦区上野で巻き起こるたきおか旋風『立ち呑み たきおか』

上野

2006年オープンと比較的新しいが、酒場がひしめく群雄割拠の上野にあって、今やなくてはならない存在に。その人気の秘密は他でもない、類を見ない価格設定にある。酒はビール大瓶410円をはじめ、レモンハイやハイボールが310円で楽しめる。

つまみも負けてはいない。ポテトサラダが160円、まぐろ刺しも220円とべらぼうに安いのだ。もちろん、そんな店を呑んべえが放っておくはずもなく、店は夜毎満員状態に。入れなければ近くにある2号店、3号店へどうぞ。

セロリピクル酢。富士酢と千鳥酢をブレンドして漬けた自家製。メニューは一例

主役は上質な日本酒、お燗番が待つ酒亭『壺中』

湯島

『壺中』を切り盛りするのは、番頭の神田實祐さんとお燗番の伊藤理絵さん。仕入れた酒は常温で保存。「開栓して、呑み頃を見計らってからお出ししています」と伊藤さん。日本酒は要冷蔵、開栓後は、すぐ飲み切るべしという“常識”は、かつての吟醸酒全盛時代に定着したもの。生酛を始め、しっかりとした造りの純米酒は、空気に触れることで秘めた素質が徐々に花開くのだ。

「あくまでも日本酒が主役ですから」と、神田さんが用意する料理はいわゆる“酒のアテ”。吟味された品々は、左党のツボにぴたりとはまる。京都の建築家が手がけた、簡素で気品溢れる空間。作家ものの酒器。骨董の器。店の隅々に「酒を通して和の文化に触れて欲しい」という神田さんの美意識が宿る。日本酒の粋、一度ご賞味あれ。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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