隠れ名喫茶発見! 昭和レトロな生姜焼きに悶絶

curated by
守屋 美佳

少し顔をのぞかせるナポリタンと生野菜、そして目玉焼きが生姜焼きを彩ります

得意料理は生姜焼きです。彼の胃袋をつかむため、なんてイヤラシイ理由ではありません。好き、いっぱい食べたい、その純粋な気持ちでキッチンに立ちます。最近は目玉焼きと一緒に食べると更に美味しくなることを発見しました。

きっかけは中目黒の喫茶店『レモンはうす』の生姜焼き。濃い~味を優しくやわらげてくれるのが目玉焼きなのです。ごはんが進む、ならまだしも生姜焼きで目玉焼きが進みます。

勇気を出してその扉を開けてください。美味しい生姜焼きが待っています

山の手通りから一本入り進むと辿り着きます。営業中の札はかかっているものの、「やってますよ!」感がほとんど感じられません。可憐なOLさんには、この扉を開けるハードルは高いかもしれません。店内の女性は私ひとりで周りはみんなサラリーマン。喫茶店なのに、全員が生姜焼きを食べていたのが印象的です。

大盛り無料!とは書かれていませんがご主人は、ストップをかけるまでごはんをよそってくれました

サンドイッチなど他にもメニューはたくさんあるのですが、お店の外のメニューはなぜかこの3品のみ。ホワイトボード上のすぐに消えてしまいそうな他のメニューと比べると、写真付きの生姜焼きには何かご主人の気合のようなものも感じます。

「やっぱり生姜焼き、お好きなんですか?」とか色々お話がしたかったのですが、ご主人の「話しかけてくれるな」オーラがすごい。信号待ちで隣になった人にも話しかける私ですら、話かけにくい。最後に勇気をだしてお聞きした「私ブログをやっておりまして、こちらご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」という質問に対しては「どっぞ~」と軽妙な口調でお答えしてくれたので、決して悪い方ではなさそうなのですか……。

中目黒で生姜焼きが食べたい! となったらまっすぐに向かう、この喫茶店。目玉焼きが止まらなくなる体験をしてみてください。ただ、あんまりうるさくするとご主人に嫌われそうなので、ご注意を。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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