デート必勝!距離を縮める暗がりダイニング3軒

店内の明かりがほの暗く、ろうそくや間接照明のみのムーディーな空間。相手との距離を自然と詰めてくれるそんなレストランを、大人のカードとして知っておきたいものだ。味はもちろん保証済み。かつ、明かりがほの暗いことで香りや食感が敏感に感じれる作用も。

恋愛上級者な相手とのデートや、パートナーの関係に刺激を与えたいカップル向きのレストランはこちらの3軒。

フレッシュガチョウのフォアグラサラダ。酸味の効いたフォンドヴォーソースで艶やかに仕上げた人気メニュー

蝋燭と共に二人の距離も縮む本格フレンチ『レストラン ダム・ジャンヌ』

ほの暗さは、否応なしに想像力を掻き立てる。「やりすぎって言われても、この雰囲気を貫きたかった」と、シェフの松野隆之氏。フランスの片田舎にある民家を再現したこの暗がりにおいては、眼前に座る相手の表情さえ捉えづらい。わずかな照明と燭台の炎が部屋の輪郭と手元を照らすだけ。

そこに並ぶのは、シェフが現地で会得した「本当のフランス料理」。ソースの酸味が心地よい「フォアグラサラダ」や胡椒が潔く効いた「鴨足コンフィとカスレ」を、嗅覚や聴覚を駆使して愉しむ。目が慣れると現れるのは、食器棚に見立てたノルマンディー地方の農具入れや、『ダム・ジャンヌ』と呼ばれる伝統的なワイン輸送用の瓶など。これらが輪郭を見せる頃には、ふたりの心も徐々に開けているはずだ。

最後に、カスタードをたっぷり含んだ「ガトーバスク」が運ばれてきた。この甘いデセールを自然にシェアできれば、今宵は完璧。店を後にする時、同じ灯の下で相手と美味しさを分かち合えた喜びが、穏やかに体に満ちてくる。

コース¥4,950〜よりデザートの例。栗のクレームブリュレ アマレットのアイスクリームにエスプレッソを注いで

シックな空間で日替わりのサプライズを『ル・ジュジュ』

自由が丘の駅から歩いてすぐ。雑居ビルの3階まで階段を上り、扉を開くと黒を基調としたシックな空間が広がる。賑やかな街から遮断された大人の空間。これがサプライズのひとつめ。そして料理は仕入れ次第。前菜からデザートまで全品でシェフのセンスが光る型破りなコースで、さらにゲストは驚くことになる。

シェフの名は鈴木琢也氏。その経歴は確かだ。イタリア料理店に10年勤め、料理長にまでなった後、渡伊。ミラノ『サドレル』ほか各地で4年。学校ではフランス料理を学んでいた経緯からその後、本場を知るべくフランスへ向かい、パリ『タイユヴァン』などで3年半、修業している。

たとえば、フランス料理の前菜の後に手打ちパスタという構成は本場を知った上で辿り着いた氏の結論。確かな経験と自己表現が土台にある料理は心地良いサプライズに包まれている。

「決まり事のない店でありたい。それをお客様も楽しんで」。次回はどんなサプライズが?再訪がこんなに楽しみな店があるとは。

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