喜劇作家モリエールもきっと恋した、魅惑のスープ3選

「私は美味しいスープで生きているのであって、上品な言葉で生きているのではない」

これは17世紀フランスの喜劇作家・俳優であるモリエールの言葉である。どんなにきれいに並べた100の言葉より、たった1杯のスープが人を幸せにする、ということ。ここでは、そんなモリエールもきっと好きになってくれるに違いない(!?)、たった1杯で僕たちを幸せにする魅惑的な絶品スープを紹介しよう。

スープに素材から抽出されたうま味成分がたっぷりと溶け込んでいる。壺のような鍋でひとり一台供されるので、自分のペースと好みで味わえるのが嬉しい。

『シャングリラズ シークレット』の
キノコをじっくり煮込んだ宝茸黒湯

『シャングリラズ シークレット』の宝茸黒湯は、中国雲南省の山岳地帯シャングリラの天然キノコを約30種類も使用し、秘伝のレシピによって煮出したスープ。そのスープに、たもぎ茸、柿の木茸、丹波しめじ、とき色ひら茸、本ひら茸など、国内外から取り寄せる旬のキノコや野菜、そしてお肉をしゃぶしゃぶしていただく。

初めて見るような珍しい種類のキノコと肉を煮込み、〆の麺を食べるころにはキノコや野菜のグルタミン酸を多量に含むエキスがより旨みのある風味に! 平日の会食続きで蓄えてしまったものをデトックスしたいときにもオススメ。いつの間にか飲みほしてしまう魅惑的なスープにあなたもハマるはず。

その日の入荷状況で7~8種類のキノコを厳選。そのほか、静岡県産の美桜鶏の胸肉、朝採れ野菜、豆腐が堪能できる。「宝茸黒湯コース」は、¥5,184。

1個半分の玉ねぎを1時間弱ほど炒めたあと、ブイヨンで40分ほど煮込む。体力の衰えやすい夏こそ栄養満点のスープを飲んで健康なカラダを確保したい。¥1,200

『コンコンブル』のじっくり煮込んだ
オニオングラタンスープ

渋谷にある『コンコンブル』は本場フレンチビストロの味わいを堪能できるお店。ここで必ずオーダーしてほしいひと皿が、濃厚なオニオングラタンスープ。トリュフボウルに入って出てくるオニオングラタンスープは大量の玉ねぎとブイヨンで大胆に味付けされている。

2001年のオープン以来、この店のオニオングラタンスープはレシピも変わっていない。1個半分の玉ねぎを1時間弱ほど炒めたあと、ブイヨンで40分ほど煮込む。このうえない味わいのとろける玉ねぎに、ブイヨンをたっぷり吸いこんだバケット、そして濃厚なグリュイエールチーズのハーモニー。この絶品スープをぜひ堪能してほしい。

庶民に根付くパリの食堂をイメージした店内。本場フレンチビストロの味わいを堪能できるお店だ

こちらは、生のりとたまごをトッピング。飲むとホッと心安らぐ、まさに幸せの味噌汁

創業38年の味噌汁専門店『志る角』の
幸せの味噌汁

六本木の路地裏にあり、昔ながらの風情漂う雰囲気でまるで京都に来たかのような品格のある老舗『志る角』。創業38年の味噌汁専門店である。この店の絶対的な人気メニューは、もちろん一度飲んだらやみつきになる味噌汁。どこで呑んでも、最後にこの店の味噌汁をいただかないと呑み終えた感じにならないと、ひとりで来る常連客もたくさんいる。

味噌汁の具は、じゅんさい、なす、とろろ、なめこ、豆腐など10種の中から好きなモノを1品だけでも、数品組み合わせることも可能。産地から直接仕入れている食材はどれも新鮮で、大きなお椀の味噌汁と一緒にいただくおにぎりやイクラご飯も絶品。深夜まで営業しているので、呑んだあとに味噌汁を飲みに行くだけの価値はある。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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