ワイガヤもしっぽりも 進化する大人の酒場スタイル Vol.4

横並びデートに最適! カウンター自慢の名店3選

ふたりの密着度が増す、横並びのカウンターはデートにこそ、おすすめ。しかも、この3店は、いずれも名店出身や有名シェフというお墨付き。いま、覚えておくべきカウンターの名店はここだ。

一人でもデートでもしっぽり飲める新和食酒場『広尾 小野木』

広尾

カウンターで男性がひとり淡々と酒を飲む姿には、大人の色気が宿る。バーでは当たり前の光景だが、ほどよい和食店でしっくりくるかどうかに真価が問われるといっていいだろう。

天現寺からほど近い場所に誕生したここは、渋谷の『食幹』で腕を振るってきた料理人・小野木茂樹氏の名を冠した一軒。カウンターをはじめ随所に上質な木々を用いた造りで、寛げる雰囲気に4時間いる客も珍しくないとか。

料理は、小野木氏のオリジナリティが光るメニューが日替わりで並ぶ。フルーツの白和え、生ウニと塩トマトのさっぱりジュレなどおすすめを盛り合わせた前菜と小野木氏とのトークも弾む特等席に陣取れば延々と飲めてしまいそうだ。

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

クリエイターが集う酒場は東京最先端のブレスト酒場!? 『MARTE』

中目黒

中目黒に、第一線で活躍するクリエイターたちが夜な夜な集まる酒場がある。その店『MARTE(マルテ)』は、アートディレクターの秋山具義氏とメニューの監修を務める『イカロ』の宮本義隆氏が2015年3月にオープンさせたイタリアンバル。

料理はイタリアで4年間の修行時代を経てその後『イカロ』で働いた目黒航氏が担当する。そもそもは、秋山氏の「仕事終わりに仲間と楽しく飲める場所が欲しかった」という気持ちが発端。事実、店では秋山氏の友人クリエイターはじめ、初見のお客までが大きなカウンターテーブルを囲み夜更けまで談笑に興じる。

酒場の醍醐味のひとつは、相席文化と人との出会い。そのことをこの最新酒場が再認識させてくれそうだ。

※こちらの店舗は、現在休業しております。

大御所シェフの新境地はフレンチと和の融合『フレンチ割烹 Dominique Corby』

四谷三丁目

1994年に来日して以来、全国44都道府県を訪れているほど、日本人以上に日本を熟知しているドミニク・コルビシェフ。2015年春、開店させた一軒は、まさにこれまで培ってきたものをかたちにしたレストランといえる。

地方の食材をふんだんに取り入れ、華やかな料理に昇華。高知県の「桂月」をはじめ、自らが選定した日本酒で新たなマリアージュを提案するのも魅力だ。名シェフの技と流暢な日本語の会話をカウンター越しに楽しめる。21時半までは3種類のコース、21時半以降はアラカルトで提供。

荒木町というディープな大人の街デビューに、気さくなシェフがいる新店を訪れてみてはいかがだろうか。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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