スティーブジョブズが愛したであろう、禅を感じるレストラン Vol.3

ジョブズも感嘆!?二つ星創作和食屋のトリュフ雑炊

スティーブ・ジョブズが生きていたら好んだであろう東京の和食屋。最後にご紹介するのは神楽坂の二つ星割烹『虎白』。

コース¥15,000〜(税抜き)の中の定番・トリュフ雑炊

季節ごとに食材ありきで毎月料理は変わるが、このトリュフ雑炊だけは締めで必ず出てくる『虎白』のスペシャリテだ。

椀を開けた時に感じる黒トリュフの香り、それ以上に驚くのは醤油とトリュフの相性。食感だけでなく、お互いを引き立て合う調和のとれた味に、ただ奇を衒っただけの料理ではないと得心する。この日は炭で焼いた後にバター醤油で仕上げたトウモロコシを使っているが、野菜は季節に応じて。冬から春にかけてはレンコンになる。

このトリュフと雑炊の組み合わせの妙に、ジョブズも感嘆したに違いないだろう。ぜひ食してみてほしかった。

金目鯛のお造り。鰹出汁のジュレに、だいだいの酸味を加える。

時に“創作和食”とも称される。フカヒレやトリュフ、チーズにバターと中華や西洋の素材を取り入れた皿も登場する。そういった日本料理の枠にとらわれない食材を使うこともあるが、素材自体は人一倍こだわって厳選している。

目新しい素材を使ったとしても、日本料理の軸からぶれないように日々試作を繰り返している。全ての素材の組み合わせには、料理長の小泉功二氏ならではの意味がある。

温かみにあふれる栗の木を使用した店内。控えめな設えが、居心地がよい世界観は、日本の侘び寂びを感じさせ、スティーブ・ジョブズが生きていたら好んだであろう。

同じく神楽坂の有名和食店『石かわ』の姉妹店として2008年に開店した『虎白』だが、未だに人気は衰えない。予約は取りにくいが、一度足を運ぶ価値は十二分にある。

『虎白』に足繁く通うお客様は、神楽坂に集う客層と被る30代半ばから50代が中心。AneCan専属モデルの高垣麗子さんも通っていることでも知られている。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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