
え!? 京都に行っちゃう! その前に絶品チャーハンをかっ込みに
※この店舗は、現在閉店しております。
校了ど真ん中の4月某日。某広告代理店のKさんから呼び出しが。殺伐とした編集部をあとに、こっそりと『チャイニーズレストラン わさ』へ。なんでも現在の店舗を閉め、京都へ移転の計画があるというから大変。遅ればせながら、早速訪ねてみた。
場所は都立大学から徒歩15分くらい。けっこうな距離を歩きますが、腹ごなしにはちょうどよし。控えめな文字で店名が書かれた看板は、2度ほど目の前を通り過ぎるほど。
本誌でもおなじみの山下シェフは、岐阜の雄『開化亭』出身。以前はアラカルトもあったそうだが、現在は料理はコースのみ、席はカウンターのみ。そのため、小気味良いタイミングで料理が続々と出されてくる。気持ちいい。
でお料理はいうと、どれも一癖あり美味しい! 小さなポーションで、「もっと食べたい!」という欲求をかき立てられながら、想像の斜め上をいく料理が続々と供される。
まさに驚き! 本誌でも「驚きこそ最高のご馳走」と言っていますが、ここのは見た目・味・サービスともに最高でした。
ビール(校了中なので控えめに)に合う、よだれ鶏、からすみビーフン、魚料理、春巻き、餃子ときて、いよいよチャーハンへ。常連客が「山下シェフが一番かっこ良く見えるが、中華鍋をふっているところ」と言っていたが、パラパラに仕上げる様は何かに取り憑かれたように一心不乱。
まずは何の変哲もない、卵だけのノーマルチャーハン。パラパラでありながらホクホクしている、相反する食感がそこにある。ガツガツと食べ進めている間に、蒸らしていたチャーハンにカニを投入。2分後には、カニチャーハンが。これがまた美味い! まったく別物になるから不思議。あっという間の完食でした。
「京都に行くなよ」と、常連客が懇願するのも頷けます。いつ、京都のどこへは語らず、次なる高みへとステージを変えようとしている山下シェフ。出張するときは行きますね。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
この記事へのコメント
コメントはまだありません。