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身も心も酔わせる、二軒目の切り札 Vol.2

二軒目でのパークハイアット『ニューヨークバー』、その帰りのエレベーターの中で

先日、外苑前の『CORK』で、彼氏との関係が不安定であることを打ち明けてきた会社の同僚の由里子(30)。共に恵比寿に住んでいたため、タクシーで共に帰路に着いたが、その日は特に何もなく。だが、新卒時代からひそかに想いを寄せた彼女を奪う千載一遇のチャンス。勝負を賭けよう。

『CORK』で食事をした翌週の土曜日、四谷三丁目の中華『の弥七』に由里子を誘った。

「なかなか行ったことない和風寄りな中華だね」

「三田の『桃ノ木』出身のシェフが腕を奮っているらしい」

「そうなんだ!さすが雄太、よく知ってる!」

レストランに詳しい由里子の先をいこうと、この日も懸命に予習したのは言うまでもない。

時計を見るとまだ21時。二軒目に誘わない手はない。

「もう一軒行かない?開放感の......


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身も心も酔わせる、二軒目の切り札

デートでの1軒目は上手くいき、お相手の女性もほろ酔いな23時過ぎ。2軒目に誘う絶好のチャンス。そんな時、スマートにBARの1軒にでも誘えないと、ムードも冷めてしまう。逆に「これは」というBARを抑えておけば、煮え切らなかった1軒目からの逆転も可能。僕たちは、切り札となる二軒目を抑えておけば勝率が上がる。

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