Bizランチの成功は(クイックな)ホテルフレンチにあり Vol.2

日本の会席料理をあの巨匠がフレンチ流にアレンジ

70min
一度に5皿の前菜が出るから早い!

2013年12月17日からの5皿の前菜は、“的鯛のパヴェタラゴン風味、プルロット茸とほうれん草”や“シャラン産鴨腿肉のコンフィー、バターナッツのチャツネと黒ビールを効かせたアンティーブのピューレ”など。※写真は2013年11月の前菜

日本の会席料理をあの巨匠がフレンチ流にアレンジ

ピエール・ガニェール氏の世界観を存分に感じさせるランチメニューには3種類のコースがあるが、これらを食すには2時間は必要となる。そこで、日本の多忙なビジネスマンのためにガニェール氏自らが考案したのがクイック版となる“プチ・アピナック”。一番の特徴は、最初に形状の異なる5つの小皿を一度にサーブする前菜“カクテル・ド・ポッシュ”にある。野菜、スープ、魚、口なおし、肉と、この5皿自体がひとつのコース料理のような“コース・イン・コース”となっているのだ。

これはガニェール氏が日本の会席料理をヒントに誕生させたもの。その後メインディッシュ、3種のデザート(こちらも一度にサーブされる)と続き、計9皿を1時間強でいただける仕組みとなっている。しかも色とりどりの絵画のような料理が並び目にも楽しいので、先方との話題に事欠くこともない。世界で東京店だけのこのランチコースには、海外からのお客も感心するのだとか。

2013年12月17日からのメインは“セージの香る白金豚ロース、そば粉のクレープ、イカとミニトマトのポワレと茄子のタルティーヌと共に”。

デザートは冬が旬のフルーツやチョコレートが入ってくる予定。“プチ・アピナック”¥5,800

ココがBiz 席

レストランは36階にあるので窓際の席を用意したい。東京タワーや東京ベイ方面が見える席もあるが、写真の赤坂方面を向く席も穴場である。

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