男と女の答えあわせ【A】 Vol.326

「可愛いのに無理…」デート中の注文時や会話で本命から外される女性の特徴

三浦マキ

A1:煌びやかな物が好きなんだな、と思っていた。


真由香と出会ったのは、共通の友人が六本木の会員制の飲食店で開いてくれた食事会った。

PR会社に勤めているという真由香は27歳。

ハイブランドのバッグに、高そうなジュエリー類に綺麗に整えられた髪、丁寧なメイク…。パッと見て“モテる女性”だとわかる出で立ちだった。

しかし華やかな見た目とは裏腹に、話してみると意外と物腰が柔らかく、大人しそうな印象を受けた。


「亮太さんって、金融系なんですね。すごい」
「いや、そんなことないよ。普通のサラリーマンだから」

僕は34歳。都内生まれ都内育ちで、実家もそこそこ裕福な方だと思う。今は証券会社に勤めていて、正直、収入には余裕がある。だからこそ、いろんな女性が寄って来ている。

「休みの日とか、何してるんですか?」
「ゴルフとか、あとは実家に顔を出したりかな」
「素敵ですね。私、そういう落ち着いた感じの人、好きです」

その点、真由香はあまり僕のバックボーンを根掘り葉掘り聞いてこず、そこがとても良いなと思った。

「真由香ちゃんは、何のお仕事をしているの?」
「私はPRの会社に勤めています」
「そうなんだ。仕事、もう長いの?」
「5年目です。最近、仕事が楽しくて」

一見派手そうな真由香なのに、仕事に邁進している点はとても素敵だ。

それに僕の話を遮ることもなく、一生懸命聞いてくれる。その控えめな感じにも惹かれ、僕はすぐにデートに誘った。


初デートは、僕の行きつけの店にしたのだが、このデート中、真由香は終始控えめだった。

「これ、すごく美味しいですね」
「お口に合ったなら良かった」
「亮太さんは、いつもこういうお店に来るんですか?」
「うん、たまにね」

ワインを選ぶ段になっても、真由香は主張しなかった。

「真由香ちゃんは赤と白、どっちがいい?」
「お任せします♡」

彼女の謙虚な返事に好感度は上がっていく。

そして会計の時も、真由香は財布に手をかけながら聞いてきた。

「あの、お支払いは…」
「いいよ、僕が出すから」
「ありがとうございます。ごちそうさまでした」

素直にお礼を言える女性は、素晴らしい。この時の真由香に、僕は“可愛いな”という印象を持った。

「真由香ちゃんって、なんでそんないい子なの?」
「そんなことないですよ」
「次、いつ会えるかな?」

だから一度目のデートの帰り道に、僕はすぐに二度目のデートに誘うことにした。

しかしこの後、僕の見る目は間違っていたのかもしれない…、と思うことになる。

この記事へのコメント

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No Name
案の定。ちょっと高い宿に行きたいと言ったらお食事会要因扱いか。
まあ、休みの日にゴルフの他に実家に顔出す男は多分、お母様がうるさいし、付き合わなくてよろしくてよ。
2026/09/20 05:153

男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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