【神楽坂・西麻布ほか】26年春の新店5選!食通が注目するイタリアン・肉・鮨など大人の美食店

みるみる暑さを増していく日々の中、レストランのオープンもまた勢いを増している。

話題の新店は大人なら押さえておきたいもの。今月も魅力的なレストランが勢ぞろい!



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1.食通騒然!『石かわ』のグループ初のイタリアンは美意識に満ちている
『TsunAgu』@神楽坂


2026/4/15 OPEN

神楽坂『TsunAgu』の内観

隅々まで上質な空間は、色使いも美しく。マイラ・カルマンの絵画が飾られ、広々としたウェイティングスペースやムーディーな個室も必見


丁寧で滋味深いイタリアンに、感性がまたひとつ磨かれる


いまや日本料理の枠を超え、東京のレストランシーンで圧倒的な存在感を放つ『石かわ』グループ。すでに鮨、フレンチなどの店を擁するが、初めてのイタリアン『TsunAgu』が誕生した。

シェフを務めるのは、イタリア料理人歴24年の関 俊仁さん。イタリアではタオルミーナ、バジリカータ、ピエモンテでの修業経験を持つ。

『神楽坂 石かわ』店主の石川秀樹さんが長野・白馬村でかつて監修していた『Restaurant 雪峰』の料理長を務めたことをきっかけに、日本料理の在り方に惹かれ、学ぶことに。

1年半の間『石かわ』グループの各店で経験を積みつつ、日本におけるイタリア料理の構想を固めてきた。

神楽坂『TsunAgu』の仔羊

仔羊は、仕上げに鋳物の鍋の中で魚沼の藁で燻して香りをつける


素材を尊び、季節感を重んじる日本料理の美意識を、関さんによるイタリアの伝統的な品々に落とし込んで再構築。

シンプルなプレゼンテーションで魅せるコースは実に端正だ。

神楽坂『TsunAgu』の「Kamisukiファーモニー ロースト ジェノベーゼ」


「Kamisukiファーモニー ロースト ジェノベーゼ」は長野・小谷村で育った仔羊の肩ロース肉にバジルのソースを添えて。

神楽坂『TsunAgu』の「タヤリン」


自慢のパスタのひとつ「タヤリン」。

澄ましバターとブロード、そして生地に使われるたまごと好相性のサマートリュフをふんだんに。

神楽坂『TsunAgu』のパスタ


パスタには長野「柄木田製粉所」の硬質小麦粉「特華梓」を使用。

『石かわ』の精神を宿したトルテッリを大人なら食べずにいられない

神楽坂『TsunAgu』の「リコッタチーズのトルテッリ 自家製生カラスミソース」


「リコッタチーズのトルテッリ 自家製生カラスミソース」は、昆布と鶏肉のブロードで。

和の素材の出汁をさりげなく忍ばせるのは『石かわ』イズムの表れ。仕上げには、開店準備中の冬の期間から仕込んでいたカラスミを添えて。

すべてコース(¥26,400)より。



和食の名店とイタリアンの名手とが織りなす世界に身を委ねたい。

TsunAgu(神楽坂) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

2.大阪で話題をさらう焼肉店が東京進出!絢爛豪華な肉の競演に舌を巻く
『西麻布 瀧川』@広尾


2026/3/10 OPEN

六本木『西麻布 瀧川』の内観

現在はシェフズカウンター8席のみ。今後はワインバーやドルチェスペース、大型セラーを段階的に増設し、年内を目処に進化の予定


この店の門戸が開かれるのは、毎月わずか7日間のみ。

ここ『西麻布 瀧川』は、大阪・西天満で100名限定の完全会員制を貫く名店『瀧川』の東京店。店主の瀧川純也さんが自ら肉を運び、フルアテンドで焼き上げるため、営業はこの日数が限界なのだ。

大阪では選ばれし者だけの至高の肉を、東京では会員の枠を超えて享受できる。その魅惑にあらがう術などない。

一頭分を目前にする迫力たるや!圧倒的なタンの衝撃を体感せよ

六本木『西麻布 瀧川』で取り扱っている「但馬牛」の雌牛のタン

「但馬牛」の雌牛のタンは、皮付きのままお目見え。瀧川さんが鮮やかな手際で皮を剥いて捌き、刺しは薄切りで、焼きは厚切りで供する。コースは、ゲストの要望に応じつつ10部位を提供するがタン、ヒレ、ハラミは必ず登場


営業形態のみならず、扱う肉も希少性の高いものばかり。

オレイン酸60%超ゆえ体温で溶ける奈良「うし匠 俵本」の専用牛をはじめ、三重「美熊野牛」などを一頭買いし、特殊な電気を帯びた熟成庫で旨みを引き出す。そして、食べ頃を迎えた肉塊をカウンターに並べ、ゲストの希望部位を眼前で切り出していく。

卓越した素材を、さらに瀧川さんが確立した焼きのセオリーで仕上げ、部位ごとの特製タレで味わう肉は驚愕の旨さ。

六本木『西麻布 瀧川』の「ヒレ」


美熊野牛の「ヒレ」は、ベトナムのこしょうとフルーティなイタリア・シチリア州のオリーブオイルで。

六本木『西麻布 瀧川』の「ユッケ」


「牛と鶏は“他人”だから」と卵黄をのせない「ユッケ」。果物を熟成させた非加熱のタレで味わう。

六本木『西麻布 瀧川』の「サーロイン」


奈良の俵本さんの「サーロイン」は、脂を落とし筋繊維を活かす独自の焼き方で、肉の旨みを引き出す。

“幻のきのこ”ヌメリスギタケのソースを添えて。

六本木『西麻布 瀧川』の「特製スパイスカレー」

〆の「特製スパイスカレー」は唐辛子をほぼ使わず、香辛料の芳香と舞茸の旨みで味を調える。すべてコース(¥55,000)の一例


このプラチナな7日間は何がなんでもモノにしたい。

西麻布 瀧川(六本木) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

3.江戸の鮨文化を令和で表現するなら?『宇田津 鮨』が仕掛ける!
『HISASHI SUSHI』@表参道


2026/4/15 OPEN

表参道『HISASHI SUSHI』の外観

店があるのは、青山通りから奥まった、落ち着きあるエリア。さまざまなショップと邸宅とが立ち並ぶ一角で、鮨店らしからぬ雰囲気の店構えがいい意味で異彩を放っている


表参道の裏通りには、テキーラ片手に鮨をつまむという「粋」がある


“アート×鮨”というコンセプトで、独自のポジションを確立している中目黒『宇田津 鮨』。

香港やロサンゼルスにも進出済みだが、新ブランドとなる『HISASHI SUSHI』を表参道にオープンした。

表参道『HISASHI SUSHI』の内観

ふたつあるカウンターは、レイアウトの面白さもさることながら、天板の素材が溶岩石と木曽檜と、それぞれ異なるのがまたユニーク


コンセプトは“TOKYO CODE. EDOMAE WISDOM.”。江戸前鮨の精神を継承しつつ、今の東京ならではの表現を、と意気込む。

店主・宇田津 久さんのもとで経験を積んだ店長・梁瀬智弘さんが、若いスタッフを率いて切り盛りしている。

表参道『HISASHI SUSHI』の「イサキ」

今が旬の「イサキ」は、糸島・芥屋漁港の海女さんから届く


そして、本店との最大の違いがアラカルト主体であること。

好きなタネを1貫から、と本来の鮨のスタイルで、思いのままに味わえる。

表参道『HISASHI SUSHI』の「宇田津 鮨のSP雲丹」

本店の名物「宇田津 鮨のSP雲丹」(¥2,200)はこちらでも。うにと酢飯の間に揚げた海苔を挟みクリーミー&クリスピー


しかも、老舗の仲卸「まぐろは大善」のまぐろや、宇田津さんが惚れ込む福岡・糸島から届く鮮魚や野菜、醤油など、扱う素材は本店同様だ。

「鮨&テキーラ」を押していてプレミアムテキーラが充実しているのも新機軸。鮨界に新風を吹き込む一軒だ。

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4.美食で盛り上がる人形町にまたもやビッグルーキーが!和の新星は期待値高し
『汽素火(きすい)』@人形町


2026/5/20 OPEN

人形町『汽素火』の内観

カウンターには300年ものだという栗の木の一枚板を贅沢に使用。また踏み石には日本の銘石と謳われる小松石が。そこかしこに本物の素材を散りばめた、贅を凝らした空間が広がる


ストイックさに背筋が伸びる、料理と真摯に向き合う静謐な空間


川の「淡水」と海の「海水」とが混ざり合う、中間の塩分濃度を持つ水域を「汽水域」という。

店を立ち上げた柴田 丈さんと部谷直希さんは「日本料理と天ぷらを融合させた新しい形の懐石を」という自分たちの思いをその言葉に重ね、さらに調理に欠かせない要素である「火」を合わせて、『汽素火』を店名とした。

名店での研鑽を礎にした独自の理で、吟味した素材を美味なるひと皿へと昇華する

人形町『汽素火』の部谷直希氏

かつては小説家志望だったという異色の経歴を持つ部谷さん


『赤坂おぎ乃』出身の柴田さんと、横浜の老舗天ぷら店を皮切りに、豊富な修業経験を持つ部谷さん。

「日本全国の優れた食材を、天ぷらを中心に、それぞれ理にかなった技法で、提供していきたい」と意気込む。

人形町『汽素火』の天ぷらを揚げている様子


天ぷらは「軽やかで食べ疲れしないもの」という理想形から逆算して、油のブレンドや衣の材料の研究を重ねた。

人形町『汽素火』の「稚鮎」の天ぷら


低温の油で美しく揚げられた「稚鮎」の天ぷらには、鮎の魚醤と天日塩を添えて。

「衣は“素材の洋服”、白無垢を着せてあげたい」と、黄身の白いたまごを使う。味わいもあっさりと軽やか。

人形町『汽素火』の「豆腐」


豆乳とにがりのみを使い作りたてを供する「豆腐」は、年間を通じて定番の一品。

旬のうすいえんどうのすり流しを合わせたスタイルは目に涼やか。

人形町『汽素火』の「十割蕎麦」

お凌ぎの「十割蕎麦」は時季により仕立てを変える。この日は、自家製の軍鶏塩を添え、軍鶏のガラで取った出汁で味わう寸法。料理はすべてコース(¥33,000/サ込)より


また、コースの〆は、自家製のそば。「常陸秋そば」の丸抜きと挽きぐるみをブレンドし、部谷さんが毎朝打っているという。

凜とした中にも、ふたりの情熱が満ちている、気鋭の一軒だ。

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5.肉を愛する大人たちがいま、我先にと予約を入れるカウンターイタリアンがある
『BOTTEGON』@虎ノ門ヒルズ


2026/4/8 OPEN

虎ノ門『BOTTEGON』の内観

厨房を囲むように孤を描いたカウンターは全12席。ほか、落ち着ける個室も備えている


肉の匠『サカエヤ』の、最高峰の肉尽くし。肉食女子を喜ばせるならここ一択


滋賀・草津にある精肉店『サカエヤ』といえば、「ここの肉を扱いたい」と切望する料理人が多く存在し、いまや圧倒的なブランドに。

店主・新保吉伸さんが独自のセオリーのもとに熟成させ、旨みを最大限まで高めた牛肉は、ほかとははっきりと一線を画す味わいだ。

そんな『サカエヤ』が全面的にサポートする、さまざまな肉が主役のイタリアン『BOTTEGON』が「虎ノ門横丁」にお目見えした。

虎ノ門『BOTTEGON』の「経産牛ステーキ」

スペシャリテの「経産牛ステーキ」は、¥8,000/200g~で、銘柄や部位により変動。写真は但馬牛のサーロインで¥12,000/300g


訪れたなら必ず味わうべき経産牛のステーキは、店の入り口にあるガラス張りの熟成庫から好きな肉を選び、南部鉄器の鉄板でベストな焼き加減に仕上げてもらうスタイル。

虎ノ門『BOTTEGON』の「近江牛とジビーフのミートボール トマト パルミジャーノ スパゲットーニ」

「近江牛とジビーフのミートボール トマト パルミジャーノ スパゲットーニ」(¥3,300)は肉肉しいミートボールがごろごろと


ほかにも牛・豚・鶏肉を使った多彩な前菜や、希少な近江牛の内臓を使った煮込み料理など、豊富なメニューが。

また「吉田牧場」のチーズ、「愛ふぁ〜む」や「エビベジ」の野菜など、全国から届く厳選素材が華を添える。

虎ノ門『BOTTEGON』の「サカエヤ特選とんかつフィレ」

しっとりと肉汁を湛えた断面が美しい「サカエヤ特選とんかつフィレ」(¥3,700/300g)はランチタイムの人気ニュー。衣の軽やかさも別格だ


現状は6ヶ月限定のポップアップ営業だが、引き続きの営業を期待!

BOTTEGON(虎ノ門) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

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