男と女の答えあわせ【Q】 Vol.320

デートで女性がノースリーブ。少し寒そうな時、男がすべき対応とは

三浦マキ

Q1:初デートに繋げられた理由は?


美帆とは、友人の紹介で出会った。最初は友人と美帆の三人でご飯へ行くことになった。

その友人から、「たぶん悟のタイプだと思うよ」とは聞いていた。

これまでに何人か紹介されたこともあるが、そこまで「いい」と思う人には出会ってこなかった。

食事会だって同じこと。経営者という僕の肩書に惹かれて寄ってくる女性は多いけれど、僕の方から真剣に好きになった女性は少ない。

しかし、美帆は違った。最初にひと目見た瞬間に、僕の中で何かが鳴った。

「こんばんは。美帆です」

高身長に、長い手足。綺麗なロングヘアに、猫っぽいちょっとキツそうな顔。

― この子、すっごく可愛いしタイプかも。

基本的に男性は最初に会った時に、既に“有りか・無しか”を無意識のうちに選別している気がする。

最初に“無し”と思った人をその後で好きになる確率は限りなくゼロに近い…いや、マイナスレベルかもしれない。

その一方で、最初に“マジでいい”と思った女性は、その先何があっても許せるくらい好きになる。

この定義で言うと、美帆は完全に後者だった。


「美帆ちゃんは、何の仕事をしてるの?」
「私はデベロッパー系の会社に勤めています。悟さんは?」
「僕はIT系の会社を経営していて。最近はAIにも特化してるよ」
「そうなんですか!すごいですね。色々教えて欲しいです」
「うん、もちろん」

こうして、最初に出会った日は話も盛り上がり。2軒目は結局美帆と二人で行き、気がつけば深夜24時を過ぎているくらいだった。

「美帆ちゃんって、可愛いし話も上手だし…絶対モテるよね」
「そんなことないですよ。悟さんも、こんなにもカッコいいのに優しいし…そっくりそのまま、お言葉お返しします♡」

側から見れば、ただの酔っ払いの会話だったと思う。でも二人とも、かなり距離を近めながら盛り上がっていた。

そして翌日、僕は早速美帆にLINEを送った。

― Satoru:美帆ちゃん、昨日はありがとう!来週金曜、二人でご飯でもどうですか?

すぐに「ぜひ」と返信が来たので、出会った翌週、二人でディナーへ行くことになった。


店選びは少し迷ったけれど、初めて行く創作和食の店にした。「こぢんまりとしているが美味しい」と聞いており、以前から気になっていた店だった。

ただ実際に店へ入ると、少し動揺した。想像以上に店の年季が入っていたからだ。初デートにしては渋すぎたかな、そんなことを思っていると美帆がやってきた。

「先日はありがとうございました。楽しかったです」

美帆の言葉に、僕は大きくうなずく。

「こちらこそ。楽しかったね」
「このお店、よく来られるんですか?」
「ううん、僕も初めて来た…大丈夫だった?」

カウンター席のみの店だったが、客が僕たち二人しかいない。

― こんなに空いていて大丈夫かな…。

少し不安になったけれど、美帆はまったく気にしていない様子だ。

「え?もちろんです。店内の雰囲気も味があっていいじゃないですか。こういう、昔からある地元密着型のお店、好きなんです」

この言葉を聞いて、改めて「この子、いい子だな」と思ったのは言うまでもない。

そして何より。とにかくこのデートが楽しかった。

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No Name
寒いとか言った?
こいつ自分に酔ってるだけやん。
2026/06/27 07:092

男と女の答えあわせ【Q】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

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