SPECIAL TALK Vol.140

~アイドルの夢を諦めた先に、振付師という正解を見つけた~

金丸恭文氏 フューチャー株式会社 代表取締役会長
大阪府生まれ、鹿児島県育ち。1989年起業、代表取締役就任。日本ハンドボール協会会長。


信頼できるチームと、さらに挑戦を続けたい


金丸:今後の展望はどうお考えですか?

槙田:海外にも挑戦したいと思っています。向こうに行って、ゼロからスタートするというよりは、今自分が持っているものと、日本の「かわいい」文化を持っていくようなイメージです。

金丸:「かわいい」って確かに独特ですよね。フリフリの衣装で踊っているのって、日本くらいじゃないですか。世界はどちらかというと「スタイルの良さ」や「大人っぽさ」みたいな。

槙田:体型のような努力ではどうにもならない基準で選考されるより、誰にでもチャンスがあるのが、日本のいいところかもしれません。

金丸:振り付けだけじゃなくて、「紗子プロジェクト」として、音楽も衣装も含めたトータルプロデュースをやる、なんていうのはどうですか?

槙田:やってみたいですね。音楽だけじゃなくて、ミュージカルや舞台にも興味があるので。

金丸:いろいろと挑戦していこうと思うと、多くの仲間が必要ですね。

槙田:そうですね。「自分の体はひとつしかない」ということを、これまでの経験で私も痛感しています。だから、一緒に何かを作る上で、「ここはこの人に任せたい」という仲間を今増やしている最中なんです。

金丸:素晴らしい。ものづくりって、いいものを作りたいと思っている人ほど、任せることが苦手になりがちで、寡作になってしまう。だけど、チームとして動けば、より良いものをより広く届けることができます。

槙田:ずっとひとりでやりたいという気持ちが強かったので、自分にとっても大きな変化だなと感じています。

金丸:槙田さんはこれまでの仕事を通じて、すでに「紗子ブランド」を築き上げています。海外に勝負に出るとしたら、そのブランド力と海外で受け入れられている日本っぽさを組み合わせれば、非常に強力なコンテンツになるかと。

槙田:考えないといけないですね。だけど、可能性はあると思います。

金丸:しかし、人生って本当に面白いですよね。アイドルをやめたとき、いったん、夢は終わったわけじゃないですか。だけどあとから振り返ると、全部に意味があったと気付く。

槙田:何が正解か不正解か、分からないですよね。だから、どういうかたちでも正解にしていくという気持ちが大事なんだと思っています。

金丸:そうだ。海外に行くなら『忍者アイドル』なんてどうですか(笑)。

槙田:その発想はありませんでした(笑)。

金丸:ぜひこのアイデアを槙田さんのプロデュースで正解にしていってください(笑)。今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。

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