滋味深い旨みや出汁を味わい尽くす、上質な優しい鍋こそ新しき年にふさわしい。
選び抜いた和牛から、最高峰の天然クエ、滋養強壮のすっぽんまで。吟味された素材の味を最後の一滴まで味わうのが、鍋の至福なのだ。
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1.下町で愛される創業60年の名店
『浅草 魚料理 遠州屋』
むっちりとした舌触りは、冬の鍋の多幸感を底上げする
半世紀以上にわたり、季節の旬魚を中心とした多彩な魚料理を提供し続け、地元民に愛されてきた名店『浅草 魚料理 遠州屋』。
子どもの頃から市場に通い、魚の目利きとして知られる2代目が厳選した極上のクエを使用する「天然本クエ鍋」(¥4,800)は、豪快にぶつ切りにし、ほほ肉や骨回りも一緒に味わうことで、一層濃厚な旨みを堪能できる。
鮮度抜群ゆえ火入れはミディアムレアで!
クエの産地は玄界灘が中心。船上で活締めしたものが直送で届くため、刺身でも食べられるほど鮮度が良い。
火を通し過ぎず、絶妙なミディアムレアが正解。
2.ツウが通う中目黒の隠れ家和食
『割烹 藤』
端正な出汁と希少な蛤。贅沢ってこういうこと
閑静な住宅街の一角に佇む、隠れ家のような『割烹 藤』は、江戸時代から名高い三重・桑名の蛤が名物。
この希少な蛤を東京で味わえるのも、店主が地元の出身で、漁師に知り合いがいるからこそ。
しゃぶしゃぶでほのかに火を入れた蛤は、ぷりっとした食感で、口中で旨みエキスがほとばしる。
「はまぐりしゃぶしゃぶコース」¥6,050~。
貝の口が開いて少し待つと絶妙な食感に
貝の口が開いてから15秒経った頃がベストな食べごろ。
あくは、蛤の染み出た旨みなので、取りすぎに注意。スープや最後の雑炊の深みの肝になるのだ。
3.名門和牛卸による極上肉の話題店
『銀座吉澤 肉処』
焼き手の技術が「吉澤」の肉の旨みを極限まで引き出す
大正13年創業の老舗精肉店が手掛ける、すき焼きと肉料理の『銀座吉澤 肉処』。
店主自ら雌牛を一頭買いし、但馬牛などの血統が濃い、月齢30ヶ月以上、しかも生産者の顔が見える信頼できる牛のみ仕入れるという徹底ぶり。
選び抜かれた肉を、南部鉄器で焼き上げるすき焼きはまさに至福の味。
「すき焼きコース」(夜)¥12,000~。
高級銘柄牛の卸の和牛3種を食べ比べ
まずは関西風に、強火でサッと焼いて香ばしさをまとわせる。
特製の割り下を注いで、関東風に煮るという、東西を掛け合わせたスタイルで高級銘柄牛を堪能。
4.大横綱が手掛ける、ふぐとすっぽんの二刀流
『心・技・体 うるふ』
翌朝の疲労回復を促す濃厚なコラーゲンに酔う
『心・技・体 うるふ』の「ふぐ」と「すっぽん」という冬の贅沢の2大巨頭に特化したメニューは、全国巡業で美味を極めた第58代横綱・千代の富士こと前九重親方の監修によるもの。
現役時代から体づくりにこだわった親方らしく「すっぽん丸鍋」¥7,800~(2人前)には、コラーゲンたっぷりのすっぽんに、代謝を高める生姜を贅沢に加えて提供している。
旨みたっぷりの〆は、薬膳醤油でコクをプラス
すっぽんの旨みを吸ったスープを余すところなく味わう〆の雑炊。
生姜を絞ってフレッシュな風味をきかせ、自家製薬膳醤油をひとさじ加えて余韻を広げる。
5.目黒川を眺めていただく絶品鍋
『水炊き しみず』
8時間煮込んだ出汁と鶏の旨みが体に染みわたる
『水炊き しみず』の京町屋のような空間で味わうのは、国産の厳選した鶏を使った博多風「地鶏水炊き」(¥3,400)だ。
まずは、8時間かけてとった豊潤な出汁を味わうところから始まる。続いて鶏を堪能し、旨みが溶け出た出汁で野菜をいただく。
そして最後は凝縮した出汁を再び味わう、と出汁の変化をとことん堪能するのがこの鍋の醍醐味だ。
味の濃い高級卵による〆の雑炊は味変も楽しい
半熟に仕上げた「玉子丼」は上品な甘みの佐賀県川副町産「ヴェルサイユの卵」を使用。
まずはそのまま、次に薬味のねぎ、醤油をひとたらしと味変を楽しむ。
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