Q1:マッチングアプリで一番見られている条件は?
去年まで付き合っていた彼氏と別れて以降、マッチングアプリを使っている私。正直、ここでの反応は悪くない。いや、むしろいい。
身長が166cmある私は「スタイルがいいね」とか「美人だね」と言われることも多い。
そんなスタイルが際立つように、1枚目はお気にいりの顔のアップの写真。そして2枚目はミニスカートを穿いたゴルフのラウンド中の写真…と、いやらしくならないように気をつけながらも、わかる人にはわかるような写真にしている。
そしてプロフィールも、いたって簡潔に。
基本情報であるメーカー勤務という職業と、年齢、出身大学。他は簡単な自己紹介で終わらせている。
ここであまり書くと会った時の会話も広がらないし、ふるいにかけられすぎるのも良くないので、本当にちょうど良い塩梅だと思う。
そんな緻密な計算が散りばめられているプロフィールのおかげか、いいねを押してくれる人はたくさんいる。
その中でも私が聡に目をつけたのは、爽やかな笑顔の写真と高身長という点。そして“外資系勤務”という肩書だった。
肩書がすべてではないけれど、マッチングアプリを使う以上、そこにこだわる権利はある。
聡は少しやりとりをした雰囲気もとても良かったけれども、意外にも積極的で「すぐにでも会いたいです」と言ってきた。
― 聡:お忙しいと思いますが、今週末とかはいかがでしょうか?
ただ一応、このメッセージをもらって少し考えた。
― すぐに返信したら価値が落ちるかな…。
でも、善は急げだ。それに私も早く会いたい。だから早速、その週末に恵比寿の超名店『Lawry's The Prime Rib 恵比寿ガーデンプレイス店』でランチをしながら会うことになった。
ここの「プライムリブ」が嫌いな人なんて、この世にいるのだろうか。ランチなのに特別感のある格式の高いお店をチョイスしてくれたことで、会う前から聡のポイントはかなり高い。
そして実際に会い、会話が始まってからも聡はスマートで面白く、私はどんどん惹かれていく。
「愛菜さんの写真を見た時、綺麗すぎてびっくりして」
「本当ですか?」
「あまり外見のことばかり言うのも嫌かもしれませんが、今日だって店に入ってきた時、『綺麗な人だなぁ』って改めて思いましたし」
「え〜嬉しい♡」
褒められて、つい上機嫌になる。
しかも聡は決して気に入られようとしている感じはなく、本心から言ってくれている気がする。そこがまた良かった。
「聡さんは、外資系って書いていましたがどんなお仕事なんですか?」
「僕は投資銀行で…」
そう言われた時、私の頭の中でパパッと計算式が出てきた。
― この人、完璧だ…!!
そう思ったので、私はいよいよ本気モードでこのデートに挑むと決めた。だから一点の粗相もなかったはずなのだけれど…。
この記事へのコメント
粗相だらけだったけどww なかったと思う所からしてもう終わってる。 お金持ちの男性と結婚したいから、前時代的だけど料理上手をアピールしたり実際裕福な暮らしが出来る男性と結婚したなら専業主婦として家の事はやりますと言う女子はいるけれど。自分の稼ぎだと贅沢は出来ない、でも家事は代行がいい(= 家事出来ません/やりません) まで言うアホ、そうそういない。